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“この漫画もう終わるのか?”、『僕のヒーローアカデミア』原作者が込めた思いとは

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“この漫画もう終わるのか?”、『僕のヒーローアカデミア』原作者が込めた思いとは
“この漫画もう終わるのか?”、『僕のヒーローアカデミア』原作者が込めた思いとは

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の人気コミック『僕のヒーローアカデミア』の最新11巻が、今月4日に発売された。原作者・堀越耕平が「“この漫画もう終わるのか?”と思われるくらいものにすることを目標に掲げた」と言う、本作の人気キャラクター“オールマイト”のヒーローとしての最後の戦いを描いたエピソードが収録されている最新刊。ある意味、転換期を迎えたといっても過言ではない本作について、原作者・堀越本人に現在の心境や今後の展開について話しを聞くことができた。

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 『僕のヒーローアカデミア』は、誰もが何かしらの超常能力“個性”を持つようになった世界が舞台。この世界で“個性”を悪用する者から、圧倒的な力をもって人を救ける職業“ヒーロー”は皆の憧れであり、その中でも不動の人気を誇るNo.1ヒーローがオールマイトだ。そんな彼に憧れ、“ヒーロー”になることを夢見る生まれつき“無個性”の少年・緑谷出久(デク)が本作の主人公。オールマイトの大ファンである出久の中に“人を救けようとする強い意志”を感じたオールマイトは「君はヒーローになれる」と伝える。本作は主人公・緑谷出久が最高のヒーローになるまでの物語を描く。
 
 オールマイトの“ヒーロー”としての活躍を描き切った今、堀越は「ここからが大変だなと思いました。作中も、僕自身もオールマイトに頼り切っていたので」と胸の内を明かす。堀越にとってもオールマイトは「救世主のような存在」だと言い、「オールマイトがいなければ、この漫画はここまで続いていなかったでしょうし、そもそも始まっていなかったと思います」と、存在の大きさを雄弁と語る。
 
 オールマイト以外にも様々な個性を持つヒーローが登場する本作。キャラクターを作るうえで「モデルなどは、特に意識していない」とのことだが、「幼い頃から引っ込み思案で人の前に立つことが苦手だったことが関係しているかもしれない」と、自身の性格が投影されている可能性を匂わす。「いつも輪の中心にいて、言動の面白い人がどの学校でもいると思いますが、そういう人に憧れを抱いていましたので、オールマイトはその気持ちが反映され、それに憧れるデクの気持ちもまた、自然とあのようになっていったのかなと思います」。

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