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のん、「つらいことがあっても日常はめぐる」 初出演のアニメ映画は“特別な作品”に

アニメ

 しかし、こうした物作りに向かっていく姿勢は、刺激的だったようで「色々な人と関わって一つのものに向かっていくという作業が好きなのですが、今回の現場は、特に一体感があって、それぞれが違うアイデアを持っているのですが、根本的なところで同じ方向を向いている気がしました。すごく気持ちのいい現場でした」と撮影を振り返ると「これからもどんどん映画には携わっていきたいと思っています」と強い視線で語った。

 さらに本作は厳しい時代の中、「みんな笑って暮らせればいい」という人々の思いが詰まっている。のんにとっての笑って過ごせる時間を問うと「ここ何年か自分で洋服を作ったりして遊んでいるのですが、今回の映画をやらせていただいて、モンペを作りたいと思って、浴衣を利用して作ったんです」と無邪気に笑う。ぜひとも見たいところだが「どこかではきたいと思っているので、はいたらブログに掲載して自慢したいです。ものづくりは楽しいです」と目を輝かせる。

 女優という仕事についても聞いてみると「コメディをやりたいです。演じた役の感情を自分の中で動かして出したものがクスって笑えたり、おかしかったり……。“おかしな人”じゃなくて、人間の面白さをみせていけるような作品に挑戦したいです」と思いをはせる。

 「本当に作品が素晴らしくて、すごいものに出させていただいたと思いました。私個人の思いとしては、これからの役者人生を考えたときに、すごい特別な作品になると思います」と語ったのん。「どんなにつらいことがあっても日常は必ずめぐってくる。絶対観た人にすごく強く響く映画だと思っています」と力強い言葉で作品をアピールした。(取材・文・写真:磯部正和)

 『この世界の片隅に』は11月12日より公開。

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