【月刊ローチケ】くぼたまこと画業30周年記念 実写版『天体戦士サンレッドショー』/くぼたまこと&高木俊インタビュー
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異色ヒーローコミック『天体戦士サンレッド』の舞台化が決定。原作&アニメ終了から10年以上の時を経ての実現はもはや事件だ。
【写真】くぼたまこと&高木俊
◆『サンレッド』好きが集まって作り上げる笑いと愛に満ちた舞台
くぼた:正直信じられなかったです。連載当時も舞台化の話はいくつかいただいたんですけど、実現には至りませんでした。なので、今回も難しいんだろうなくらいに思っていたのでビックリしています。
高木:しかも今回、シアターGロッソというヒーローショーの聖地でおこなわれるわけですからね。サンレッドって日常の話が多いので、舞台映えしなくて大丈夫かなと心配です。
『天体戦士サンレッド』は、神奈川県川崎市を舞台に、正義のヒーロー・サンレッドと、世界征服を企む悪の組織フロシャイムとの死闘……という設定はありつつも、レッドと怪人たちとの庶民的な生活を描くコメディ作品。2008年にはアニメ化もされているが、その時にレッド役の声を担当したのが高木だ。
高木:レッド役のオーディションがあったんですけど、会場についたら張り紙がしてあって“笑わせた者勝ち、アドリブOK”的なことが確か書いてあったんです。これは声優のオーディションなのかな? と不安に思いつつも、誰かが喋ったことにツッコミを入れたり、アドリブで返したり、その場の流れで演技をして、手応えがあるのかないのか分からないまま終わって、後日合格を聞いたときは驚きました。
くぼた:僕は高木さんの声を初めて聞いた時に、レッドってこういう声なんだ、いい声だなと普通に受け入れちゃいました。
今回の舞台化で興味深いのは、高木をはじめアニメのボイスキャストの多くが舞台役者としても出演するということ。しかし、そこには根本的な問題があった。
高木:オファーをいただいた時に、声だけ出演するとか、いろいろな案があったんですけど、どうせ出るなら僕自身でやりたいですって伝えました。そうしたら「顔出なくてもいいんですか?」って言われて(笑)。
ヴァンプ将軍役の山田ルイ53世(髭男爵)のほか、マスクや着ぐるみを着用した個性豊かな怪人キャストが多数登場する。
くぼた:そこが今回の肝で、一番の目玉だと思います。高木さんと山田ルイ53世さんが受けてくれなかったら実現しなかったと思うので出演していただけて本当に嬉しいです。
高木:先日、マスクをしたままコメント動画を録ったんですけど、15秒くらいなのに息苦しかったです。あと、単純にマスクで表情を使った演技ができないので、まずはレッドさんボディーになるために毎日筋トレ頑張ってます!
コメディを舞台で表現するのはハードルが高い。しかもマスク着用だとなおのこと。
高木:アニメの時もそうでしたが、台本があってないような感じで収録していたので、レッドとしてどうツッコむか。息苦しさの中のツッコミになるので怪人たちにはお手柔らかにお願いしたいです。
くぼた:僕は言い間違ってもいいし、噛んでもいいと思うんですよね。それが逆にライブ感になると思うので楽しんでやってください。
連載終了後の今もアニメの再放送がおこなわれるなど、愛されている『サンレッド』。今回の舞台化で新たなファンを獲得するに違いない。
くぼた:出演者のほとんどがマスクを被る舞台って前代未聞だと思います。しかも多方面で活躍されている方々ばかり。貴重な舞台になると思うので楽しみにしていてください。
高木:今回は演出家をはじめ『サンレッド』が好きな人の集まりで作られているので、観に来られる方は安心して来てください!
(取材・文:高畠正人)
くぼたまこと画業30周年記念 実写版『天体戦士サンレッドショー』は、10月31日~11月8日に東京・東京ドームシティシアターGロッソにて開催。
<プロフィール>
くぼたまこと:漫画家。代表作は『天体戦士サンレッド』『GOGO!ぷりん帝国』など。ʼ96年の初連載『仮面レンジャー田中』から画業30周年を迎えた。
高木俊/たかぎしゅん:俳優、声優として活躍。近作はミュージカル『憂国のモリアーティ』緋色の研究 Reprise、舞台『サムライモード』など。
※高木俊の「高」は「はしごだか」が正式表記
※構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【公演概要】
くぼたまこと画業30周年記念 実写版 天体戦士サンレッドショー
10月31日(土)~11月8日(日) 東京・東京ドームシティ シアターGロッソ
◆原作
くぼたまこと
◆脚本・演出
佐野瑞樹
◆振付
塩野拓矢(梅棒)
◆出演
サンレッド:高木俊/ヴァンプ将軍:山田ルイ53世(髭男爵)/戦闘員1号:ひぐち君(髭男爵)/ウサコッツ:間宮くるみ/タイザ・ナレーション:斧アツシ/内田かよ子:飯窪春菜/メダリオ:野間理孔/カーメンマン:影山達也/アントキラー:田内季宇/ナイトール(ナイトマン):大海将一郎/戦闘員2号:渡辺隼斗/???(原作で大人気のあの怪人、ほか):塩野拓矢(梅棒)
※ほかにも複数の怪人・ヒーローが登場!
◆アンサンブル
高野真器、竹内麻利菜
※高木俊と高野真器の「高」の字は、(ハシゴダカ)が正式表記