坂東玉三郎が語るオペラ『天守物語』の真意――インタビュー映像公開決定
2027年1月上演される新制作オペラ『天守物語』に出演する坂東玉三郎のスペシャルインタビューが、10月30日にオンライン配信で開催されるプレイベント「幻想夜話〜見えない世界と日本人〜」にて公開されることが決まった。聞き手は日本オペラ振興会副理事長でスピリチュアリストの江原啓之。
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玉三郎は新制作オペラで、物語の全貌を見渡す老工「近江之丞桃六(おうみのじょうとうろく)」として舞台に立つ。桃六は白鷺城の天守閣に隠れすむ異形の者たちの物語において、世の理(ことわり)を見通し、最終的に彼らの運命を結び直す「作者・泉鏡花自身の代弁者」として描かれる重要な存在だ。
長年にわたり『天守物語』の主人公・富姫役を演じてきた玉三郎が、なぜ今オペラという異なる領域の舞台へ「近江之丞桃六」役として特別出演を果たすのか? 歌舞伎界の人間国宝がオペラ作品へ挑む芸術的真意と舞台への深遠な解釈を自ら語る初の独占映像となる。
玉三郎は、出会った瞬間にひかれ合う富姫と姫川図書之助の、時間や肉体をも超えた愛の本質について、「一瞬が永遠になっている世界だと思います」と語っている。現実世界の不完全さや時間の儚さを超越し、富姫と図書之助の愛は、その一瞬のまま永遠へと続いていく。玉三郎の言葉から、泉鏡花が描いた「愛」の姿が浮かび上がる。
本公演で新たに挑む「近江之丞桃六」という役柄について、玉三郎は作品全体における劇的・文化的位置づけを「泉鏡花先生の代弁者。泉鏡花先生なんでしょうね」と話す。そして、さらにその存在を「桃六の中では『天守物語』が手のひらに乗っかっているんでしょうね」と読み解く。
『坂東玉三郎スペシャルインタビュー』は、公益財団法人日本オペラ振興会主催オペラ『夕鶴』『天守物語』公演前プレイベントとして10月30日にオンライン配信される「幻想夜話〜見えない世界と日本人〜」にて公開。
【公演概要】
「幻想夜話〜見えない世界と日本人〜」
■内容
異界を描く、日本オペラ ※事前収録映像でお届けします。
〇伝統と継承 名作「夕鶴」の深淵に迫る
星出 豊 (指揮者) 、粟國 淳 (演出家)、 大貫裕子 (公演監督)
〇坂東玉三郎、「天守物語」への想いを語る
特別出演:坂東玉三郎
・見えない世界と日本人
一柳廣孝 (国文学者)
・無償の愛とは
のぶみ (絵本作家) 、安倍昭恵 (社会貢献支援財団会長)
・「夕鶴」 「天守物語」スペシャル演奏
夕鶴:芝野遥香 (ソプラノ)
天守物語:佐藤美枝子 (ソプラノ)、別府美沙子 (ソプラノ)
ピアノ:藤原藍子
■ナビゲーター: 江原啓之(日本オペラ振興会 副理事長)