“今月の”優先順位高めです【2026年11月号】
街の木々も色づきはじめ、すっかり秋めいてきた11月。「文化の日」がある今月も観る者の心に彩りを添えてくれる珠玉の作品が勢ぞろい。何かとあわただしくなる年末を乗り切るためにも、今から劇場でパワーチャージがオススメです! 今月の優先順位高めなラインナップをチェック!!
俳優・尾倉ケントの優先順位高め!
尾倉ケント
俳優。2026年はPARCO PRODUCE 2026『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』、劇場留学~『モモ』と音楽の旅~、ホエイ『メヤグダ』に出演。
▼今後の予定
PARCO PRODUCE 2026『ずらかるやつら』
作:坂元裕二 演出:岩松了
12月6日(日)〜12月28日(月)PARCO劇場(東京)ほか
2027年1月 愛知、福岡、大阪、宮城にて上演
X:@0gura_kento
Instagram:@ogurakent_staff
公式サイト:https://mash-info.com/profile/k_ogura.html
俳優・佐久間麻由の優先順位高め!
11月! もうすっかり肌寒ぅくなってきましたね。10月は久しぶりにたくさんたくさん観劇できて、ホクホクした気持ちになりました。その中には、はじめて観る団体の公演や、少し遠出して豊橋まで足を伸ばした公演も。いい日々でした。それでは今月も私的おすすめ優先順位高め演劇をお伝えします。よろしくどうぞ。
テアトロコントspecial/コントライブ『夜衝3』
待ってました! 夜衝! 2021年に、玉田企画の玉田真也さん、画餅/テニスコートの神谷圭介さん、ダウ90000の蓮見翔さんのメンバーで爆誕したこのシリーズ。すごいメンバーじゃあありませんか? 今回もぜったいに見逃したくないのです。観たいよぅ!
カワモ倶楽部『佐藤と加藤』
川面千晶さんのソロユニット。前回公演が、そりゃそうだろうと思うほど「面白かった〜」と評判で、そりゃ今回も「面白いだろう〜」と期待せずには居られません。実録演劇好きの方はぜったいに見逃さないでぇ。たのしみぃ!
南極喜劇公演『E.G.G.』
こんにち博士とAマッソ加納さんが再びタッグを! そして創作のタッグが続くことの信頼ったらないですよね。南極とAマッソの2組も言わずもがな、他の出演者の皆さんもたまらんです! 信頼関係マシマシで繰り広げる新作喜劇、わくわくします!
PlayPlan×桃尻犬『俺ずっと光ってるボーイ、健之助』
野田さんの名作をリメイクしたプロデュース公演。素敵なメンバーでどんな形でリクリエイトされるのか、とっても楽しみです。あらすじには、「俺は幸せになったら死ぬんです! そういう生き物なんです!」と。そんな。そんなの…。そんなのさみしいよ。健之助が“どう生きるのか?”見届けましょ…。
桂二葉独演会『勇気りんりん丸』
昨年末、NHKの『よせによせ』という番組で少しご一緒してからすっかりファンで。生きる姿がかっこいいです。公演のごあいさつが素敵なのでここに。「友だちが恋の病に陥れば、成就ひと筋に東奔西走。人生のどん底を思い知れば、気弱になり、絶望だってする。それでも心は果てず、あがき、この世の生に喰らいつく。ありったけの力を漲らせ、今この瞬間を生きる者の姿は、まばゆく、ともに生きる私たちの心に火種をともす。幕引きには小さな勇気を得るような、そんな独演会をお送りいたします」。あと、宣伝ビジュアルも、素敵すぎ。ぜひ!
そして、私ごとですが、12月2日~6日まで、新宿シアタートップスにて、ソックとバスキン『お気に召すまま笑わせて』をやります。東京にこにこちゃんの萩田頌豊与さんとスクラム組んで、新作最高悲喜劇を世に放ちます! (これを書いている時点からの)先日、本読みがあったのですが、脚本もキャストみなさんももれなく最高すぎて、客席で観られる日が楽しみすぎます。そう、私ごとながら、企画プロデュースする公演で、初めて出ません。なので、お客さんと一緒に観られるのが本当にたのしみで! 11月の優先順位高めですを綴るこの場に12月頭の公演を失礼しました。でも、月頭すぎるので許してください…。
以上、11月+α分でございました。今月も演劇で会えましたら。
佐久間麻由
俳優・企画プロデュース。劇団「スリーピルバーグス」所属。企画ユニット「爍綽と」主宰。次回の企画プロデュース作品:ソックとバスキン ep.1『お気に召すまま笑わせて』作・演出:萩田頌豊与(東京にこにこちゃん)12月2日~6日@新宿シアタートップス
X:@mamamayuuuu
Instagram:@mayusakuma221
公式サイト:https://www.lespros.co.jp/artists/mayu-sakuma
脚本家/演出家・萩田頌豊与の優先順位高め!
東京にこにこちゃんの萩田頌豊与です。
ローソンチケット演劇部が11月のおすすめの演劇を紹介させていただきます。改めて、東京にこにこちゃんの萩田頌豊与です。
少し涼しくなってきましたね。空模様を見るにまさに「秋が降りて涼しかろうに」と言う感じだと思います。もういよいよ2026年もラストスパートって感じですね。今年の1月の時なんて、今年も最後だなんて思ってなかったのに。まさに「早きこと山の如し」
11月のおすすめです!
・PlayPlan×桃尻犬『俺ずっと光ってるボーイ、健之助』
2019年の桃尻犬の作品を再演。タイトルがまず最高ですね。格好いい。再演ということでキャストの皆様も変わっております。11月1発目はこの作品をお薦めします。野田さんの作品は胸抉ってくるので苦しくなりますが、救いは残してくれるので、爽快感が残ります。是非に!
・劇団アンパサンド『立ち止まるには近すぎる』
アンパサンドです。最高でしょうね。11月は1日までなので、記事が上がる頃には東京公演は終わってますが、三重と札幌がありますので行ってください。
三重と札幌の人、是非に行って下さい。絶対に面白いです。いろいろとありますが、本当に祈っております。
・2026年度(第49回)東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会
あんまこういうこと書いて良いか分からないのですが、僭越ながら、2校推薦させていただきましたので、皆様も高校演劇という熱量を浴びてみてはと思います。
僕は、高校演劇に関わったことがなかったので、その熱量と、まっすぐな想いを真正面からくらい、演劇を好きになりました。盛り上がれ! 高校演劇! そして都大会! 皆さんがんばれ!
特に脚本が好きだった4校の感想を順不同で書きますが。
・共立女子『山手線なんもねえ』
凄まじかった。これぞナンセンス。高校演劇でここまでのナンセンスをぶちかまされたのも興奮したし、ずっと笑ってしまいました。あれだけのナンセンスを支えるだけの役者様の力もすごかったんだと思います。とんでもなかったです。
・都立小石川中等教育『マグネシウムの城』
別れのシーンの描き方、言葉選びが兎に角うまかったです。
少し物語の難解さもありましたが、脚本が綺麗ですんなり心に染みこんできたし、全然気にならないほどでした。きっとこれからもっともっと輝いていくのだろうと思います。好きな脚本でした。
・都立新宿山吹『桜花』
戦争と高校演劇部を交互に描く斬新さと「死」にしっかり向かい合ってて、脚本がすげえ! と盛り上がりました。戦争モノを高校生が描く意味みたいなものも感じれました。とても良かったです。
・都立竹早『我が上の隕石は見えぬ』
超青春でしたね。超青春ですが、内輪にはならないギリギリを攻めていて、最後も大団円の気持ちのいい終わり方、これが見たかったんだよ! というような作品でした。群像劇としても巧みにできていて、大好きな作品でした。
以上! 11月のおすすめ演劇です。
次は月の最終章こと12月ですね! 寒くなったら長袖を着て下さい! ではまたお会いしましょう!
萩田頌豊与
東京にこにこちゃん主宰・脚本家・演出家。
1991年1月4日生まれ。
身長193cm
体重110kg
ハッピーエンドにてお待ちします。
X:@CollinesBar
公式HP:東京にこにこちゃん 公式サイト
脚本家/演出家/俳優・滑川喬樹の優先順位高め!
キングオブコントは敗者復活戦の「しずる」が面白かったです。
11月の優先順位高めです。
フロムニューヨーク・マイナス1『虹を愛した少女』
7年ぶりの新作公演とのこと。チケット代3300円。安いです。
大御所なのにこの規模でこの値段で公演をやってくれるうれしさ。
ファンにはたまらないです。ナンセンスがもっと流行りますように。
屋根裏ハイツ『七かまどに雪帽子』
『すみつくす』が随分面白かったのを思い出しました。
すみません内容はちょっと忘れてしまったんですが、会話が、美術が、役者それぞれの方のリアルさがすばらしかったのを覚えています。強度のある静けさが印象的でした。
観劇のアクセシビリティがものすごく充実しているのも注目です。
テアトロコントspecial/コントライブ『夜衝3』
今をときめく方々のスペシャルな公演。映像で過去の夜衝を拝見してますが、まー面白い。
チケット取れなかった人は配信に期待です。
夜衝とは台湾のスラングで「夜にふと湧き上がる衝動のまま、友人同士で車やバイクに乗って遠くへ出かけること」だそうです。渋谷に出かけましょう。
システム個人第5回本公演『ループ・ゴールドバーグ・シティ』
おもしろ群像劇を見たい方におすすめです。
みんなが楽しめる間口のひろーいエンタメを作るのがとても上手だなと感心します。
ここがここに繋がるんだーみたいなパズルみたいな面白さもあるかも。
魅力的な役者さんがたくさん出ます。
金の国 第4回単独ライブ『どどどど』
演劇的なコントからくだらないコントまで幅広く楽しませてくれる注目の芸人さん。
キャラもあいらしいし演技もうまいですよね。コロナ禍によくYouTubeで見てました。
お笑い好きにおすすめです。
滑川喬樹
脚本家・演出家・役者。
コントユニット「エトエ」主宰。
X:@nametakaki
エトエ公式HP:https://etoe.amebaownd.com/
脚本家/演出家・海路の優先順位高め!
海路です。みろって読みます。
最近パソコンの調子が悪いです。なんならちょっとキーボードが膨らんできてる気もします。
ということで、11月の優先順位高めな作品はこちら!!
○NODA・MAP 番外公演『THE BEE』
観た過ぎる! 2006年にロンドンで初演以来、日本の他に世界各国で上演を重ねてきた本作。自分は2021年にシアターイーストで観たのですが、本当にお世辞抜きで今まで観てきた舞台の中で3本の指に入る、下手したら一番の作品です。1回走り出したら止まらない、地獄行きのジェットコースターみたいな作品で、かつ演劇という表現媒体の可能性の最大公約数なのではないか、と思わせるほど洗練された演出で、とにかくどうにか観て欲しい! 更にこれまで、野田秀樹さんや阿部サダヲさんが演じてきた主人公・井戸を、今回高橋一生さんが務めるという、これまた狂気。野田地図では『フェイクスピア』『兎、波を走る』などに出演してきた高橋さんですが、それとは全く違う質感の役だと思うので、それまた楽しみです。
○カワモ倶楽部『佐藤と加藤』
女優・川面千晶さんが主体となって、自ら演出、そして田中聡さんと脚本を担当して上演される本作。昨年阿佐ヶ谷で上演した『トレマーズとバック・トゥ・ザ・フューチャーの同時上映を観に行った僕のその後の話』がとても面白くて、現在劇作家協会新人戯曲賞の候補にも残っているなど、注目度マシマシ公演です。本当に起こったことだけをやる実録演劇を掲げていて、前回作もそんなリアリティとバカバカしさが相まって、何かジワっと観劇終わりに残るものがある観劇体験でした。今回は浅草九劇での上演とのことで、個人的には夜観たい。何せ夜公演終わりのシーンとした浅草の景色がとても良いからです。そんな楽しみ方もぜひぜひ!
○PARCO PRODUCE 2026『聖地X』
イキウメの本公演として、2015年に初演されて以来映画化もされた前川知大さんの代表作の1つが今回PARCO PRODUCEで上演されるという本作。イキウメ自体の活動が不定期になっている今、こうして前川さんのイキウメ作品が前川さんの演出で、劇場で観られるのはかなり貴重な機会なのかも、なんて思ってます。主演を桐谷健太さんが務める他、劇団員としては浜田信也さんが出演予定でこれまたPARCOだからこその贅沢な組み合わせです。ドッペルゲンガーを扱った話ということで、客席に自分と同じ人がいないことを願いながら、観劇しようと思います。
他にも、カリンカ『朝をかける電車』や、吉田鋼太郎 演出・上演台本『間違いの喜劇』なども要チェックです!
海路
脚本家。演出家。監督。
劇団papercraft主宰。『檸檬』にて第29回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。
1999年7月20日生まれ。
X:@nonde_miro
俳優・田代明の優先順位高め!
今年も残り2ヵ月…?
早いですね〜と毎年言っております。
田代明です。
今月、私は岡山にてお稽古をしているので、皆さん代わりに観てきて…! の思いを込めて発信します!
それでは今月もどうぞ!!
劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
約4年ぶりの再演。初演から人気を博し、その心温まる物語に、私の周りでも今作のファンが多くおります。
原作はイギリスの小説家デボラ・インストールによる同名小説。二宮和也さん主演で、実写映画『TANG タング』としても映画化されています。
舞台は、人間に代わってアンドロイドが家事や仕事をこなす近未来のイギリス。壊れかけたロボットと、心に傷を抱えた男が共に旅をし、お互いに成長しながら再生していく愛の物語。
シス・カンパニー『果てない~甦る母篇~』
「演劇界のパワーメンバーと共に描く注目の最新作!」と書かれていたのですが、本当に贅沢なパワーメンバーの皆様…!
シス・カンパニー公演としては初演出となる蓬莱竜太さんが描く、新作公演です。
脳出血で寝たきりであった母が、何の前触れもなく甦る…そんな母役を大竹しのぶさんが務めます。
稽古動画が公開されていますが、蓬莱さんとキャストの皆さんの笑顔あふれる和やかな雰囲気と、真剣な眼差しが交差する風景を見ることができ、より一層今作への期待が高まるばかりです。
母が突然甦るという、なんとも不思議な設定。その出来事によって家族の関係がどのように変化していくのか、そして蓬莱さんが描く家族の姿とは。
豪華なキャストの皆様が織りなす物語、ぜひとも観劇したい作品です!
ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』
なんだか今月はロボットつながり!
舞台は20XX年、ヘルパーボットが活躍する時代のソウル郊外。
近未来のお話ではありますが、音楽はアコースティックサウンドにのせた、古き良きジャズの名盤を思わせるような、ホッとする楽曲たちが物語を紡ぎます。
初演から引き続き、浦井健治さん、花澤香菜さん、そして新キャストとして木下晴香さん、飯田洋輔さんが出演されます。
アジアで創られたミュージカルとして初の快挙となる、トニー賞10部門ノミネート、6部門受賞! 韓国で生まれ、ブロードウェイでも高く評価された本作。
温かな音楽と共に、どのような世界が広がるのか、とても楽しみです。
残り2ヵ月を思う存分過ごす為に!!
悔いのない観劇ライフをお過ごしください!!
田代明
俳優・歌手
北海道札幌市出身。東京藝術大学声楽科卒業。
次回出演:
ハレノワプロデュース ミュージカル『拝啓 ナイチンゲール様』
12月5日(土)〜12月20日(日)@岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場 他
X:@akkarindays
公式Instagram:@akkarindays
脚本/演出/俳優・尾崎優人*の優先順位高め!
お疲れさまです! 名古屋より、優しい劇団の尾崎優人です。
あっという間に11月。今年もあと2ヵ月。早い。観たい芝居を観ないまま年を越すのは悔しいですね。
今月も東海地方を中心に、「優先順位高め」をご紹介します!
●オペラシアターこんにゃく座 オペラ『あん』
ドリアン助川さんの小説『あん』が、ご本人の台本でオペラに。
様々な作品をオペラにしてきたこんにゃく座。僕がいつも驚くのは、そのワードのチョイス。「そこが歌になるのか!」と思わされます。
見やすいってすばらしい。伝えるって難しい。
その難しさを悠々と飛び越えてくるこんにゃく座。11月1日に四日市、20日に名古屋。東海で出会えるこの機会にぜひ!
●タカハ劇団『プール』
タカハ劇団が東海初上演! 名古屋で出会える機会ができるのは、やっぱりうれしいです。上演されるのは、2008年初演、18年ぶりの再演となる『プール』。ひょんなことから台本を読ませていただいたことがあるのですが、まさにいま上演されるべき作品でした。
僕が敬愛する土屋佑壱さんも出演されます!
11月28日・29日、メニコン シアターAoiで!
●優しい劇団『データラメッチを抱きしめる』
そして今月も、優しい劇団を!
9月から始まった『データラメッチを抱きしめる』。東京公演は、いよいよ今月で終わりです。4ヵ月にわたる公演の中で、回ごとに違うゲストの方をお迎えしています。出会う相手が変われば、同じ台詞の聞こえ方も変わる。その日、その場に集まった人たちと、毎回新鮮にこの物語に出会いたいと思っています。綺麗事しか言えない少女と、とんでもなく長い旅へ。11月7日・8日・28日・29日、高円寺K'sスタジオ本館で、お待ちしております!
寒くなってきましたね。
そんな日の名古屋グルメは、萬珍軒の玉子とじラーメンが「優先順位高め」です。
今年ももう終わり!!!
悔いのない観劇ライフをお過ごしください!!!
尾崎優人
優しい劇団 主宰
脚本・演出・俳優も務める。
2000年生まれ
名古屋と東京を反復横跳びしながら活動中!
X:@yasashiigekidan
(*尾崎優人の「崎」の字は、タツサキが正式表記)
批評家・山崎健太*の優先順位高め!
芸術祭ラッシュは10月でひと区切り(といいつつ「秋の隕石」は11月頭にも花形槙 『エルゴノミクス胚』、山城知佳子『リコーリング(ス) ― シアトリカル・バージョン』、アヒェ・エンジニアリング・シアター『白い部屋』とまだまだ面白そうな作品が上演されているわけですが)。しかしまだまだ芸術の秋は続きます。
11月の優先順位高め1本目はカリンカ『朝をかける電車』。俳優・橘花梨のプロデュース公演のvol.5は2023年の『長い正月』が大きな話題を呼んだ20歳の国の石崎竜史の作・演出による久々の新作。毎朝の繰り返しとタイムループを重ね合わせた「ラッシュアワーループ劇」とのことでアイディアだけですでに面白そう。
2本目はゲッコーパレードの家を渉る劇vol.7『法然院ファウスト』。様々な建築に演劇をインストールするような「家を渉る劇」シリーズの最新作はなんと寺院での『ファウスト』、しかもゲーテ研究者の粂川麻里生による新訳での上演とのこと。普段は非公開となっている法然院の建物の部屋を巡りながら展開する演劇公演とのことで、建築好き寺院好きにもオススメです。
3本目は米川幸リオン『(あるいは)限界ニュータウン』。Tokyo Arts and Spaceの「OPEN SITE 11|公募プログラム【パフォーマンス部門】」選出作品の本作では、俳優としてチェルフィッチュ作品などで活躍する米川が自ら作・構成を担います。「〈限界ニュータウン〉と呼ばれる町を舞台に、上演空間に異なる時間や空間、物語を運び込む演劇的現象によって、〈今・ここ〉の外側へと追いやられた存在にボディを与える、降霊術としての上演」とのことで、これまたコンセプトだけでめちゃめちゃ興味をそそられます。俳優自らが創り上げる作品としても期待。
実は11月は仕事等々の都合で観られない公演も多いのですが、みんな観てくれ! の気持ちでの優先順位高めでした。
山崎健太
批評家・ドラマトゥルク。演出家・俳優の橋本清とともにy/nとして舞台作品も発表しています。
X:@yamakenta
(*山崎健太の「崎」の字は、「タツサキ」が正式表記)
ライター・吉永美和子の優先順位高め!
今この原稿を書いている大阪府の気温は30℃。しかも夕立まで降ってきたぞ。来月は本当に11月なのでしょうか。まだ9月ぐらいじゃないのですか? しかし暦の上ではノーベンバーらしいので、11月のオススメです。
●11月13日~15日いいむろなおきマイムカンパニー『notebook』@扇町ミュージアムキューブ CUBE01
パントマイムの神様、マルセル・マルソーから直接パントマイムを学んだ貴重なマイム俳優・いいむろなおきさんのカンパニーの新作。今回はいいむろさんが書き溜めてきたアイディアノートの中から、いくつかのシーンをピックアップして見せる、総集編みたいなものになるそうです。多分その中には、めっちゃくちゃ面白い表現を発見したのに、長編作品に上手く組み込めずにお蔵入りした……なんてマイムもあると推察。「言葉を使わない芸術」なんて難しく考えず、パントマイムって気楽に楽しめるもんなんだ! という発見ができる舞台になると思います。
●11月13日『劇場で出会う文学 ~小川洋子×朗読×音楽~』@兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
かつて神戸にあったガールズ劇団「芝居屋坂道ストア」を贔屓にしていた私、主宰の角ひろみさんが結婚して岡山に転居した時は、もう彼女の作品を観ることはないと絶望したものでした(当時は結婚したら芝居やめちゃう女性が多かったからね)。しかし彼女は岡山で活動を始め、今や東京や大阪でも作品が発表されるようになりました。今回は『博士の愛した数式』で知られる、岡山出身・西宮市在住の作家・小川洋子さんの短編『ダブルフォルトの予言』を、神野三鈴さん&ドリアン・ロロブリジーダさんが朗読する舞台を、関西で初上演。角さんの作品を観られる幸せを噛み締めながら拝見したいと思います。
●11月20日~23日劇団壱劇屋『Performance B:理不尽』@扇町ミュージアムキューブ CUBE01
前述のいいむろなおきさんや、「カンパニーデラシネラ」の小野寺修二さんからパントマイムの技術や演出方法を習得する一方、もともとお笑いが好きだったというエンタメ性も加えて、独自のマイム・エンターテインメントの舞台を作りつづけている「劇団壱劇屋」の大熊隆太郎さん。これまで以上に身体性の強いパフォーマンスを見せるシリーズ「Performance B」を始動しました。第1弾は、あらゆる理不尽に襲われていく男の姿を追う芝居を、自由に席を移動しながら観るスタイル。観客と演者の敷居を外していく舞台を得意とする壱劇屋の、新たな可能性が開けそうです。
●11月20日~22日2Cheat7『嗚呼!! 青春のふたりぼっち~山ノ内高校の転球生~』@インディペンデントシアター2nd
山内圭哉さんと福田転球さんという、東京に行っても「大阪のおっさん」オーラが永遠に抜けない俳優同士のユニットの公演です。転球さんのアドリブ力の強さ……というか、台本を持つよりも即興の方がはるかに面白いという特殊技能を駆使した、ほぼ即興で演じられる90分のコメディです。これ、転球さんが演技のビーストモードに入った時の爆発力も見ものだけど、ビーストを制御しながらベストな方向に導いていく、山内さんのコントロール術があっての舞台でもあるんですよね。芸人さんの笑いとはまた違う、「演技力」から生まれる俳優の笑いの極意を味わいに行きましょう。
吉永美和子
フリーランスのライター&編集者。関西の情報誌「SAVVY」や「Meets Regional」などで演劇の連載を持つ一方、映画やグルメや旅行などノンジャンルで活動中。
X:@Yoshine_A
note:yoshine_a
ライター・井ノ口裕子の優先順位高め!
劇団☆新感線の最後の髑髏城、人気韓国発ミュージカルの再演、「刀ステ」十周年記念公演、などなど今月も注目作が目白押しです。
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』
1990年の初演からこれまで11バージョン上演してきた劇団☆新感線を代表する演目、『髑髏城の七人』の最後の再演。何度となく観てきた大好きな作品なので最後というのは残念です。今作で主演の捨之介を演じるのは、過去作で蘭兵衛、天魔王と、物語の中心人物を演じてきた早乙女太一さん。舞うような美しく迫力のある殺陣はしびれます。
ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』
ブロードウェイでも上演され、2025年開催の第78回トニー賞で、アジアで作られたミュージカルとして初の快挙となる10部門にノミネート、作品賞ほか6部門受賞の韓国ミュージカル。その日本キャスト公演が再演されます。近未来を舞台に人間よりも人間らしいヘルパーボット達が織りなす、愛らしくてちょっと切ない物語。主演は浦井健治さん。
PARCO PRODUCE 2026『聖地X』
2015年に上演された劇団イキウメ主宰・前川知大氏の代表作『聖地X』が、桐谷健太さん主演で再演。田舎町の裕福な実家で働きもせず悠々自適に暮らす男が、ドッペルゲンガーの出現をきっかけに、不可解な事態を独自に調べ始めるところから展開するSFホラーコメディ。前川ワールドに巻き込まれに行きたいと思います。
舞台『キュー』
芥川賞作家・上田岳弘氏の長編小説『キュー』を、白井晃氏の演出で舞台化。AIやネットワークなどテクノロジーによって現実と情報の境界が曖昧になっていく世界の中で、原爆投下の記憶を身体に持つ少女(演・有村架純さん)と、戦時中を生きた人物の遺伝子を受け継ぐ男(演・瀬戸康史さん)の出会いを通して、人間の記憶や存在の意味が描かれていく物語。未来に漠然とした不安を感じる今日この頃、心惹かれる作品です。
ミュージカル『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-
新選組の天才剣士・沖田総司の短くも激動の青春を描いた宝塚歌劇の名作が、若手ミュージカル俳優として注目の岡宮来夢さん主演で上演。キラキラした岡宮さんの沖田総司、観ておいて損はないと思いますよ。
今月のおススメ2.5次元作品はこの3本です。
十周年記念特別公演 舞台『刀剣乱舞』陽伝 月と太陽と星々よ
「刀ステ」十周年記念特別公演に相応しく、三日月宗近 役の鈴木拡樹さん、山姥切国広 役の荒牧慶彦さんをはじめ、刀剣男士役のオールスターキャストが登場します。そして、前後編2部作という贅沢さ。全日程、12時30分公演で前編を、18時公演で後編を上演。これは見逃せません!
ミュージカル『青春‐AOHARU‐鉄道』7~イーストサイドストーリー~
鉄道を擬人化した大人気コミックのミュージカル新作公演。実力派キャストたちが繰り広げる「鉄ミュ」は、とにかく笑えてちょっとほろっとさせられる最高の作品。初めての方にもおススメです。
舞台『呪術廻戦』‐渋谷事変 前編‐
人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描く、芥見下々原作の大人気コミック『呪術廻戦』の舞台化第5弾。渋谷を舞台に呪術師と呪詛師&呪霊の大規模な死闘が同時多発するエピソードが描かれます。主人公・虎杖悠仁役は佐藤流司さん。総勢26名のキャストによる重厚感のあるステージに注目です。
井ノ口裕子
エンタメ系雑誌の編集者を経てフリーライター&編集者に。演劇の入口は中学生のときの宝塚で、それから観劇は一番の趣味。小劇場からグランドミュージカルまでジャンル問わず面白そうと思ったら何でも観る。
ライター・中川實穗の優先順位高め!
11月の福岡からこんにちは、中川です。福岡ではいま、東西の落語家が一堂に会し、豪華な組み合わせの公演が次々上演される「博多・天神落語まつり」が行われています。20周年を迎え、これがラスト開催なのだそうです。私はちょうどこのまつりが始まった頃に落語と出会い、毎年この期間を楽しみにしていました。そこで聴いたもの、受けた衝撃は刻み込まれ、自分の活動のそこここに散りばめられています。そういう体験は、「偶然×ライブ」の組み合わせから生まれる割合が高いと、個人的に思います。その偶然がうまれたら最高やなと思って今月も書かせてもらいます!
さて今月は、毎回ハチャメチャに楽しみにしている、入江雅人グレート一人芝居『福岡のパンクスタイル8』があります。今年は8月に『15 Minutes Made 東京/福岡』でザ・クズレルズとして来てくださったので、クズレルズが好きだったという方にもオススメです。入江さんが作・演出・出演に加え、受付から照明から音楽まで1人でやられます。いつも最高の気持ちで劇場を出ます。
同じく『15 Minutes Made 東京/福岡』に出てくださったギンギラ太陽’sの『チョコレーツ・オブ・チロリアン』(ローチケさんで取り扱ってます!)もたのしみ。来年30周年を迎えるギンギラさんがアンコール企画として約10年ぶりに上演する人気の演目です。全国の人はあまり知らないことですけど、チロルチョコは福岡生まれのお菓子なんです。そんな“十円チョコ(昔は10円でしたよね)”たちのお話、めっちゃ楽しみ。きっと劇場帰りに買ってすぐ食べるだろうな。私はきなこもち味が好き。
さらに、演劇ユニット「いのちの洗濯劇場」の『さよなら方舟』、2024年に姉妹で立ち上げられた「劇団245」の『ウォークマンが盗まれた』も気になっていますし、12月から始まる「キビるフェス」(←めちゃくちゃ注目してほしい。通し券が気絶するほどオトク)に参加するPUYEYが、そこで上演する『おんたろうズ』シリーズの過去作品上映会を開催するのも、カウントダウン感があってワクワクします。同じキビるフェスの関連企画で、劇団ヒロシ軍の荒木宏志さんが誰でも参加できる「演劇で遊ぶ」というワークショップをやるのも、楽しいと思う。
あと1個、これは東京の話ですが、毎回パンフレットでライターとしてお世話になってる梅棒の新作22nd dish『eatBeat』も11月開幕。先日お稽古場におじゃましてきましたが、なにも考えずにゲラゲラ笑う系になってて、見学していて楽しかったです。観に行く! つもり!
中川實穗
ライター。日本の戯曲が多めですが、ジャンル問わずに観ます!
X:@miho_sgt
ライター・岩村美佳の優先順位高め!
今年もあと2ヵ月という衝撃……。年々あっという間に1年が過ぎていきます。今月楽しみにしているのは、ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』、ミュージカル『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-、『髑髏城の七人 LAST STAND』の名作祭りです。
ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』は、2015年に韓国で誕生、ブロードウェイに渡り、2025年トニー賞6冠を獲得した名作。人間よりも人間らしいヘルパーボット達による物語です。日本では2020年に初演されていますが、コロナ禍真っ只中で、観劇もままならない方も多かったかと思います。私はチケットを持っていたにも関わらず、当時誕生した「接触確認アプリ(COCOA)」が検知して観劇を泣く泣く断念しました。6年越しに観劇できるぞと、意気込んでおります。しかも、初演から続いてオリバー役は浦井健治さん、クレア役は花澤香菜さんが出演され、さらにクレア役のダブルキャストで木下晴香さんが加わります。楽しみ!
ミュージカル『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-は、柴田侑宏先生作の宝塚歌劇名作のひとつ『星影の人』が、初めて外部で上演されます。1976年に誕生した作品が、50年の時を経て、2026年に新たな展開を迎える……ロマンがありますね。しかも、主演の岡宮来夢さんは、沖田総司役にぴったり。殺陣シーンが増えたりもするそう。すでに観たことがあるんじゃないかと思うくらい、目に浮かぶよう。華優希さんの玉勇にも期待しています。
『髑髏城の七人 LAST STAND』は、説明するまでもないですが、劇団☆新感線の名作中の名作。1990年の初演から様々な伝説を重ねてきた今作が、ついに劇団☆新感線として最後の上演とのこと。終わりが来るんだと衝撃を受けましたが、蘭兵衛、天魔王を演じてきた早乙女太一さんがついに捨之介を演じる……こちらも夢があります。しかも、天魔王の早乙女友貴さんとの兄弟共演、柚香光さんが極楽太夫、期待と信頼しかありません。私の観劇自体は12月になりそうですが、今月いよいよ開幕です!
岩村美佳
ライター。フォトグラファー・ライター。初観劇は小学生の時に観た宝塚。ミュージカルを中心に色々と観劇しています。配信観劇も存分に楽しめるようになりました。超絶猫好き。
X:@nyanyaseri
ライター・河野桃子の優先順位高め!
先月観たジュンコエモト『真夜中に寂しくなったときに観たい演劇』の興奮がいまだ冷めやりません。まっすぐで全力でいまそこに立ち叫んでいた江本純子さんに、そして演劇に、大拍手を送った10月でした。そして長く続いた暑さが終わり、これから一気に冷え込むだろうかというこの頃。観劇時には1枚羽織れるものを鞄に忍ばせる時期でもあります。
そんな季節ですが、衣装はたったそれだけなのか……という『GALAXY TRAIN‐銀河鉄道の夜‐』。肩パッド1枚を身につけて、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を上演し、2年連続エディンバラ国際演劇祭で連日完売ロングラン&各賞受賞の快挙を成した作品が東京・大阪で上演されます。コロナ禍で「衣装は最少にしよう」というところから、股間を隠すのみ、という極論を選択した劇団鹿殺しの凱旋公演です。過去公演も観劇していますが、なぜか、毎回、涙が……そして「美しい」という気持ちに……。現地が熱狂したのも納得です。試しに一度観てみてください。
うってかわって日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』。ご存じモーツァルトによる不朽の名作オペラを、文学座の生田みゆきさんが演出します。
キルハトッテ『そろそろダンス。』も注目。ユーモアもありながらまっすぐ丁寧な創作は、これから長く追っていきたい劇団です。
『あわいの乙女ちゃん』は作・竹田モモコさん(ばぶれるりぐる)、演出・土田英生さん(MONO)、そしてプロデュースはプリエールという、笑ってあったかくて涙して……と信頼の座組。キャストも手練れがそろいます。
多くのシェイクスピア作品を翻訳されている河合祥一郎さんが新訳・作・演出を担当するKawai Projectも楽しみ! 悲劇『ファヴァシャムのアーデン殺人事件』の日本初公開です。
寒い寒いと最初に書きましたが、書いていたら熱くなってきました。きっといずれの舞台も熱気あることでしょう!
河野桃子
ライター。翻訳戯曲と小劇場を中心に、ミュージカルやコンテンポラリーダンスなど「舞台」と名がつくものはなんでも観に行きます!
X:@momo_com
ローチケ演劇部_白川の優先順位高め!
怒涛の10月を終え、今年も残すところあと2ヵ月。
芸術の秋真っ盛り。そんなわたしの優先順位高めな公演はコチラ!
フロムニューヨーク・マイナス1『虹を愛した少女』
ナンセンスの天才ブルー&スカイさんのフロムニューヨークが久々に公演ですよ! 7年ぶりですって。これは絶対に見逃せないですし、優先順位超高めです。天才が天才たるゆえんをしかと確かめに行きたいと思いますし、みんなも行くといいと思います。
南極喜劇公演『E.G.G.』
でっかいところでやったり、野外でエンカウント演劇やったりと、想像もつかない形で僕らを楽しませてくれている南極ですが、今度は“喜劇公演”と銘打った公演。演出は、こんにち博士さんとAマッソ加納さん。南極がやる喜劇。きっと新しい形の喜劇、新喜劇なんだろうけど、違う意味で裏切ってくれるはず。楽しみ。
PlayPlan×桃尻犬『俺ずっと光ってるボーイ、健之助』
これも外せないですね。7年ぶりの再演? リメイク? 作品。前回は観れていないんですが、ここのところの野田さんの活躍を観てると絶対面白いに決まっているやつ。プロデューサーを務める横井さんにずっと「チケット売らせてくださいよ~」って会う度言ってて、実現して胸アツ。
テアトロコントspecial/コントライブ『夜衝3』
これも絶対外せないですね。てか、冒頭のクレジットが強すぎるよ。
作・演出:蓮見翔(ダウ90000)
企画:玉田真也(玉田企画)、神谷圭介(テニスコート/画餅)
音楽:曽我部恵一
どうですか。強すぎるでしょ。強すぎるというか鬼強すぎる。
梅棒 22nd dish『eatBeat』
梅棒ですよ、梅棒。世界を救う梅棒です。観たことない人一度観てみてください。きっと梅棒のとりこになるはずです。そしてハッピーな気持ちになります。オススメです。
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』
2017年、IHIステージアラウンド東京で1年ちょい上演された『髑髏城の七人』シリーズ(花鳥風月極)。わたしも初期は現場で毎日当日券販売などしてまして、個人的にもとても思い入れある作品です。そんな髑髏が終わってしまう…。これは観に行かないと。でも泣いちゃうかも。
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こんにちは!!
9ヵ月ぶりに「優先順位高めです」に戻ってきました。俳優の尾倉ケントです!
初めましての方もお久しぶりの方も、どうぞよろしくお願いします。
演劇をやりたくて早稲田に入り、気づけば早20数年……。舞台・映像問わず役者をやっています。息子が3人いて、子どもと一緒に映画や芝居を観に行くことも多いです!
この9ヵ月は舞台が連続で小劇場から市民ミュージカル、PARCO劇場まで、さまざまなジャンルの舞台に立つことができました。演劇の幅広さを身をもって感じる時間でしたねぇ。
現在は、次回出演作のPARCO PRODUCE 2026『ずらかるやつら』を絶賛稽古中! ぜひご期待くださいっ!
●劇団俳優座『ありふれる』@俳優座スタジオ
作・演出はぱぷりかの福名理穂さん。家族のままならなさを包み隠さず描く福名さんが、俳優座の幅広い年齢層の俳優陣と、地元・広島を舞台に創作する今作はとても楽しみです。
●PlayPlan×桃尻犬『俺ずっと光ってるボーイ、健之助』@中野 ザ・ポケット
2019年の桃尻犬による初演を観ていますが、せつないのにおかしくて、内容はちっとも覚えていないのに(笑)、とても印象に残っています。数々の団体で制作を手がけてきた横井佑輔さんによる初プロデュース公演。今この作品を上演するのに最高の俳優たちを集めたとのことで、期待しています。
●フロムニューヨーク・マイナス1『虹を愛した少女』@下北沢亭
演劇を始めた大学生の頃、ブルー&スカイさんの演劇弁当猫ニャーに衝撃を受けました。自分の原風景を確認しに行く意味でも、ぜひ観たいです。
●カリンカ『朝をかける電車』@小劇場B1
橘花梨さんのプロデュースユニット。作・演出は「20歳の国」の石崎竜史さん。前作の『長い正月』は家族の100年をシームレスに描く傑作でした。今回はタイムループらしく、こちらも期待大です!
●「劇場地下のまちがいの庭」@東京芸術劇場
俳優の大石将弘さんが企画人の東京芸術劇場主催のオープンスペース&ワークショップ。まちがえてもいい、という視点がすばらしく、とっても気になります。豊かな演劇が育つ土壌になるような取り組みが、いろんな劇場にもっと増えるといいなぁ。小学生でも参加できるWSもあるそうなので、親子でも参加したいですね。