『ファイトソング』最終回直前でカオス展開に 「恋愛ドラマ史に残る新展開だ」の声も

カルチャー
2022年3月9日 20:30
『ファイトソング』最終回直前でカオス展開に 「恋愛ドラマ史に残る新展開だ」の声も
木皿花枝(清原果耶) 『ファイトソング』第9話より  (C)TBS

 不器用な若者たちが織りなすヒューマンラブコメディー『ファイトソング』(TBS系/毎週火曜22時)。本作は、空手の日本代表を目指していたスポ根ヒロイン、木皿花枝(清原果耶)が、“人生最初で最後の恋”を見つけていく物語。花枝が最後に選ぶのは、落ちぶれた一発屋ミュージシャンの芦田春樹(間宮祥太朗)か。それとも、一途な幼なじみ・夏川慎吾(菊池風磨)なのか。恋の三角関係が、火花を散らしていくことになりそうだ。3月8日(火)に放送された第9話は、慎吾がついに花枝に真剣告白!  ずっとオレンジ頭を突き通している理由にも、反響が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■慎吾が、ついに花枝に真剣告白!

花枝と芦田の別れから、2年後の世界――。

 聴神経腫瘍の手術を終えた花枝は、完全に聴力を失っていた。目覚ましは、振動で時間を知らせるものに変更。音声を文字に変えるアプリを活用し、サンシャインクリーニングでの仕事もなんとか続けている。

 前向きに歩いているように見えるが、この2年間つらいこともたくさんあったはずだ。そんな花枝に寄り添ってきたのが、慎吾なのだろう。耳が聴こえなくなっても、花枝に対する態度は一切変わらない。口で「好きだ」と伝える代わりに、「I LOVE YOU」と書いた紙を見せる。花枝は、「続くの? それは、聴こえなくても」と茶化していたが、慎吾が“そのまま”でいてくれたことは、きっと心強かったはずだ。

 友だちの壁を壊すことができず、ふざけた告白しかしてこなかった慎吾が、ようやく一歩踏み出すときがやってきた。磯辺直美(稲森いずみ)や、萩原凛(藤原さくら)に背中を押されて、花枝に真剣告白をするとを決める。

 慎吾は、ずっと一途に花枝を思い続けてきた。髪をオレンジに染め続けているのも、花枝が描いた絵に登場する慎吾の髪色がオレンジだったから。花枝にとっては深い意味はなかったものの、慎吾はずっと忠実に守り続けていた。

 これには、「オレンジ髪の理由マジで泣ける」「ちゃんと説明されるとなんだか切ないよ」「一途すぎてときめき止まらん」「慎吾のオレンジ髪にした理由がかわいすぎて抱きしめた」と反響が集まった。

花枝 『ファイトソング』第9話より (C)TBS
 しかし、恋愛は過ごした時間の長さに比例しないのが切ない。仲間として過ごした時間が長かったからこそ、花枝は慎吾を異性として見ることができなくなっていた。

 いつもとは違う慎吾の空気を読み取った花枝は、涙を流しながら、「ごめんなさいって言うしかないよ…」とつぶやく。慎吾はきっと、この瞬間に報われたのではないだろうか。どれだけ思いを伝えても、「はいはい」と交わされてしまう。自分が望んだことなのかもしれないが、きっと苦しかったはずだ。それがようやく、「ごめんなさい」をもらうことができた。この苦しみは、きっと前向きな苦しみだ。

 そんな慎吾の思いを汲んで、「慎吾、ずっとつらかったってこと?」と聞く花枝にも、泣かされた。友だちだと思ってきた相手からの、告白。気持ちを整理するのに、時間がかかってしまうかもしれない。しかし、これまでに培ってきた絆は、きっと裏切らない。花枝・慎吾・凛の三人がふたたび笑い合える日がくることを願う。

次ページ:【ネタバレあり】しかし最終回直前でまさかのカオス展開!

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菜本かな(ライター)

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