『明日カノ』パパ活女子の“孤独”がリアルすぎる SNSでは「つらい」と共感の声

カルチャー
2022年4月20日 19:00

■SNSでは「つらい」という声が続出

 そんなリナの心に寄り添う存在が現れる。リナをホテルに置いて帰った2人組のうちの1人の雄大(井上想良)だ。リナと同じく「お前がいないと始まらない」と言われ、サークルのバーベキューイベントに参加した雄大。断れなくて参加したものの、その本心は、「いても、いなくても変わらないのに…」と冷めていた。

 その言葉を聞いて「周りにいくら人がいたって、孤独なものは孤独なのにね」と返答するリナ。さらに明るい表情ではない、落ち着いたトーンで「当然のように帰ってさ…」と、あの夜のことを問い詰める。

 それを聞いた雄大は、ついていくことを決めたのはリナ自身だということを指摘。「どうしたいの?」と言い、黙り込んでしまうリナに終電で帰るイルミネーションデートを提案した。

 最初はしぶしぶ参加したものの、きらびやかな光景に心を奪われ、食事だけではないパパ活をしていることや、雪を好きな理由など、誰かの前で着飾っているリナではないリナの話を雄大に打ち明ける。それを聞いた雄大は引くどころかリナに共感。

壮太 (C)「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS
 「俺からすると、リナの何がダメなのかわからないけどね。俺だって、立派な人生生きていないし、夢や希望も特にない。ただその時の大きい流れに流されているだけ」という言葉でリナを肯定し、不思議なことではないと諭した。

 そんな雄大に心を奪われはじめるリナ。しかし、飯田からキャンセルされた誕生日の予定を埋めてもらおうと雄大に電話すると、雄大はサークルの仲間と飲んでいた。

 サークルのイベントなんて「いても、いなくても変わらないのに」と共感していた雄大も、結局は自分のものではない。「なんだ、結局1人か」。リナはその事実にがくぜんとし、雪に助けを求めるのだ。

 このシーンにSNSでは「つらい」という声が続出。心躍るようなサウンドの中、美しいイルミネーションの中を楽しげに歩く二人のカットがつなぎ合わされたデートシーンとの対比がよりそう感じさせたのだろう。「やっと幸せを掴めたのかも」と、体の関係はなくとも孤独から払拭されたリナの笑顔を思い出すと心が痛い。

 さらに、そんなリナに追い打ちをかけるのは、サークルのグループLINEに投稿された雪がレンタル彼女をしているという事実。1番の友達の知らない姿を前に、リナはまた孤独を感じてしまうのだ。大波乱の予感の第3話の予告には、いよいよ宇垣美里演じる彩や、アイドルグループ=LOVEの齊藤なぎさ演じるゆあも登場。来週も見逃せない。

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