『恋マジ』最終回直前で「すでに苦しい」の声 “大津”戸塚純貴に同情集まる<恋なんて、本気でやってどうするの?>
■響子×要の恋に終止符
岩橋要(藤木直人)が、かつて世話になったパトロンの佐藤沙羅デュビビエ(藤原紀香)が、「サリュー」にやってきた。沙羅は、貴族の未亡人で公私ともに要を支えられる存在。パリで新たに開業するレストランで、シェフとして働かないか? という話を持ちかける。誰が聞いても、おいしい話であることは間違いない。沙羅の圧倒的なオーラを前に、清宮響子(西野七瀬)は敗北感を覚える。「あの女には、負ける」と。
これまでの響子は、安全な道を選んできた。両親を喜ばせるために一流企業に就職し、何度も思いを伝えてきた上司・敏彦(味方良介)と結婚。きっと、自分主体ではなく、周囲の期待に応えるために生きてきたのだろう。「これで、いっか」と自分を納得させながら。
要 (C)カンテレ・フジテレビ
そんな響子が、生まれて初めて「欲しい」と思えたのが、要だったのかもしれない。だが、“冒険”が楽しいのは最初だけ。既婚者の恋は、一筋縄ではいかないのだ。本気で好きになってしまったからこそ、要のパリ行きを後押しする。その思いを、名前入りのエプロンに託して。響子の気持ちを察した要は、彼女の手をギュッと握る。ハグでもキスでもなく、手が触れる一瞬に、すべての気持ちを込めたのだろう。
この切ないシーンには、「自分の気持ちを優先せずにエプロンを渡して“行ってください”って言えるの強いな」「なんて言っても響子ちゃん悲しいよね」「響子ちゃん、要さんへの思いが自立への一歩になるといいな」などの声が上がっていた。
次週、ついに最終回を迎える『恋マジ』。現状、安定しているのは真山アリサ(飯豊まりえ)と内村克巳(岡山天音)カップルのみ。すべての人にとってのハッピーエンドにはならないかもしれないが、少しでも“恋って、いいな”と思えるラストを期待したい。