『ユニコーンに乗って』“小鳥”西島秀俊は一体何者? 読めない素性にSNSでは考察も

カルチャー
2022年8月10日 19:00
『ユニコーンに乗って』“小鳥”西島秀俊は一体何者? 読めない素性にSNSでは考察も
小鳥智志(西島秀俊) 『ユニコーンに乗って』第6話より  (C)TBS/撮影:加藤春日

 仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系/毎週火曜22時)。8月9日(火)に放送された第6話は、須崎功(杉野遥亮)の告白に、心配の声が多く上がった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■佐奈と須崎の関係はどうなる?

 勢い余って、成川佐奈(永野芽郁)に「好きだ」と伝えた須崎。小鳥智志(西島秀俊)が間に入ったことで、焦ってしまう気持ちも分かるが、さすがにタイミングが悪すぎる。よりによって、ビジコンで優勝した直後。佐奈の心が、いつもに増して“お仕事モード”になっている時に、告白してしまうなんて…。SNS上でも、「ここで告白は絶対に早い」「告白のタイミングはここでよかったのだろうか」と心配する声が多く上がっていた。

 当然、佐奈の答えもまったくの脈なしだ。「人として、ってことだよね?」は、「人として、ってことにしとけよ?」という意味が込められているように感じるし、「(恋愛禁止の)ルールは、守らなきゃだよね?」も、須崎への念押しのように聞こえる。これからも、一緒に働かなければならないのに、気まずい空気になりたくない。「そのくらい、察してよ!」という。

 この流れ的に、佐奈は須崎に対して、“ビジネスパートナー”以上の感情がなくなってしまったのだろうな…と読み解いた人も多いだろう。しかし、須崎がゲームアカデミアにスカウトされたことで、佐奈の気持ちが大きく動き出す。

須崎功(杉野遥亮) 『ユニコーンに乗って』第6話より
 もちろん、ドリームポニーの仕事が好きな須崎は、その誘いを断った。しかし、失ってしまうかも…と思った瞬間に、佐奈は須崎の存在の尊さに気付いたのかもしれない。それなのに、須崎はとことんタイミングが悪い。「あの日のことは、忘れて。俺も忘れる」と“ビジネスパートナー”に戻る宣言をしてしまう。

 彼の瞳からは、強い覚悟が伝わってきた。『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)の時にも思ったが、杉野はヒロインをひたむきに思う役柄がハマる。とことんストレートな言葉を投げかけて、相手に思いを伝え続ける。しかし、まっすぐに恋をしているからこそ、割り切る時にはきっぱりと割り切る冷たさも持っている。生半可な気持ちでは、「諦める」とは言わない。もう、戻ることはないのだろうな…と察してしまうような。

 だからこそ、佐奈も戸惑ってしまったのだろう。3年前に交わした「お互い30歳までに相手がいなかったら、結婚するのもアリ」という“約束”まで、無効になってしまう気がして。正直、「佐奈、ズルくない?」とも思うが、すべての希望を失ってしまい、苦しくなる気持ちは理解できる。彼女のなかで、あの日の約束は、意外にも大きなものだったのかもしれない。須崎と同じく、“30まで”を節目にして、仕事に専念しようと決めていた可能性もある。どこまでもすれちがってしまう佐奈と須崎。二人が結ばれる日は来るのだろうか。

次ページ:【ネタバレあり】小鳥智志(西島秀俊)って何者?

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菜本かな(ライター)

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