『ユニコーンに乗って』第8話「史上最高に泣ける」と反響! “海斗”坂東龍汰の過去が明らかに

カルチャー
2022年8月24日 19:00
『ユニコーンに乗って』第8話「史上最高に泣ける」と反響! “海斗”坂東龍汰の過去が明らかに
『ユニコーンに乗って』第8話より  (C)TBS/撮影:加藤春日

 仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系/毎週火曜22時)。8月23日(火)に放送された第8話は、ベールに包まれていた森本海斗(坂東龍汰)の過去が明らかに。まさかの展開に「史上最高に泣けるドラマ」などとの声が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■SNSでは「海斗ヒロイン回」の声!

 やはり、海斗はドリームポニーを裏切ってなどいなかった。彼はただ、ゲームアカデミアの代表・永瀬(松尾貴史)からの質問に答えただけ。それがまさか、「スタディポニーキャンパス」の特許を奪われることにつながるとは、考えてもみなかったのだ。

 だが、悪気がなかったとはいえ、社外秘の情報を流すのは、褒められたものではない。人一倍、責任感のある海斗だからこそ、自分を責めてしまったのではないだろうか。何を言ったって、言い訳に聞こえてしまう。そう思ったからこそ、黙って身を引くことを選んだのだと思う。転職先のゲームアカデミアで、どれだけひどい扱いを受けても、天罰だと思って、じっと堪えていたのかもしれない。

小鳥智志(西島秀俊) (C)TBS/撮影:加藤春日
 そんな彼の“SOS”を見逃さなかったのが、小鳥智志(西島秀俊)だ。海斗のSNSのアイコンがクラゲに変わっていたことを察知して、成川佐奈(永野芽郁)に知らせる。ただ気分転換に変えただけなのでは…? とも思ったが、実は“クラゲ”には深い意味があった。

「クラゲには、脳がありません。だから、悲しいとかつらいとか苦しいとか、何も感じません。ただ海のなかをプカプカしているだけで、一日が終わっていきます。そんな状態になりたい時が、ありました」

 ドリポニにいた頃、海斗が小鳥に漏らした言葉だ。通っていた高校で、テストの答案がハッキングされた時、教師は迷わず海斗を疑った。おそらく、その教師は本質を見ようとしなかったのだろう。起きた事実だけを見て、「こんなことができるのは、彼しかいない」と決めつけた。海斗は、自分の技術を悪事のために利用しようとするような人間ではないのに。

森本海斗(坂東龍汰) (C)TBS/撮影:加藤春日
 もしかしたら、当時の悲しみがフラッシュバックしてしまったのかもしれない。どれだけ「僕じゃありません」と訴えても、誰も信じてくれなかった高校時代。ドリポニのみんなに事情を話さなかったのは、最後の保険だったのではないだろうか。理由を話して、「うそをつけ」と疑われるくらいなら、何も言わずに去った方がいい。そしたら、“理由を知らないのだから、疑われても仕方がない”と、自分に言い聞かせることができるから。やっと出会えたメンバーたちのことも、嫌わなくてすむ。

 小鳥は、そんな彼の強がりの裏にある“本音”を見つけ出し、欲しい言葉をかけてあげる。ずっと、自分を受け入れてくれる場所を探してきた海斗にとって、「海斗さんは、クラゲなんかではありません。たったひとりの、私の同期です」というメッセージは、何にも変えがたい宝物になったはずだ。

 高校時代に佐奈のインタビューを見て、「僕も、いつかこんなアプリを作りたい」と思った海斗。ドリポニを見下していそうな彼が、なぜ入社希望を…? という疑問は、ここにきて払拭された。さらに、ネット上で名をとどろかす正体不明の天才エンジニア“ミン・ソヌ”が、海斗だったことまで明らかに。謎に包まれていた彼の“これまで”が一気に明かされていく様子に、SNS上では「今まで謎だった海斗くんの素顔がわかってよかった」「海斗ヒロイン回」などの反響が集まった。

次ページ:【ネタバレあり】さらにベールに包まれた小鳥智志(西島秀俊)も少し明らかに

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ユニコーンに乗って

菜本かな(ライター)

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杉野遥亮

坂東龍汰

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