『ユニコーンに乗って』最終回に「すでにロス」の声! “小鳥”西島秀俊のスピンオフ望む人も

カルチャー
2022年9月8日 21:30
『ユニコーンに乗って』最終回に「すでにロス」の声! “小鳥”西島秀俊のスピンオフ望む人も
成川佐奈(永野芽郁)&小鳥智志(西島秀俊) 『ユニコーンに乗って』最終回より  (C)TBS/撮影:加藤春日

 仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系/毎週火曜22時)。最終回が9月6日(火)に放送されると、「すでにロス」になっている視聴者が続出。成川佐奈(永野芽郁)と須崎功(杉野遥亮)が迎えた美しいラストにも、感動の声が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください


■どうか続編を…! 小鳥は新たな道へ

 佐奈と須崎は、“社内恋愛禁止”のルールが邪魔をして、思うように恋を進めることができなかったのだと思っていた。須崎がドリームポニーを去ったら、二人の仲を隔てるものは何もない。すぐに、結ばれることになるのだろう…と。だが、長年築いてきた“ビジネスパートナー”としての関係性は、そうあっさりと変えられるものではなかった。

 サイバーモバイルと手を組んだことで、ドリームポニーの勢いはさらに加速。誰もが平等に学べる場所を作るという企業理念は、どんどん現実と化している。

 しかし、佐奈は心にモヤモヤしたものを抱えていた。どんなにうれしいことがあっても、その喜びを一番に伝えたい相手と共有することができない。退社をしたからといって、須崎が、「だから何?」なんて言うはずがないのに。絶対に、一緒になって喜んでくれるに違いないのに。けれど、ビジネスパートナーだからという“理由”がなくなってしまうと、連絡を取りづらくなる気持ちも理解できる。

小鳥智志(西島秀俊)&成川佐奈(永野芽郁) (C)TBS/撮影:加藤春日
 そんな佐奈の背中を押したのは、小鳥智志(西島秀俊)だった。佐奈に気がないことは分かっていたけれど、あまりにも“本命”の動きをしていた小鳥。『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)のような展開もあるのか? とも思ったが、彼は最後まで良きメンターでいてくれた。

 仕事を頑張りすぎて、プライベートを疎かにしてしまう佐奈に、「自分自身のことを大事にしてくれないのは、悲しいです」と声をかける。「大丈夫?」「少し、休んだら?」と言われるだけでは、つい強がってしまう人もいるだろう。しかし、“悲しい”と言われると、少し休まなきゃなと改心することができる。小鳥は、このあたりの気遣いが絶妙にうまい。押しつけるのではなく、そっと背中をさすってあげるような。若者たちの後押しをしてきた彼が、最終的に“教師になりたい”という昔からの夢をかなえる展開も良かった。

 毎週火曜日の夜、私たちの心に刺さる名言を授けてくれた小鳥。Z世代の若者たちに囲まれ、奮闘する姿。決して上から目線で指図するわけでなく、必要な時に優しく寄り添ってくれる。佐奈と同世代の筆者は、彼のように年を重ねたいと思った。人は、いくつになっても挑戦することができる。小鳥は、未来への希望を感じさせてくれる存在だった。「小鳥さんが主人公のスピンオフください」との声が上がるほど、反響を集めた小鳥。まだまだ気になる部分もたくさんあるので、どうか続編を…!

次ページ:【ネタバレあり】佐奈(永野芽郁)の告白がかわいすぎる!

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ユニコーンに乗って

菜本かな(ライター)

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