広瀬すず着用「ルイ・ヴィトン」ドレスの制作裏が公開! カンヌ国際映画祭レッドカーペットで披露
広瀬すずが、第78回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで着用していた「ルイ・ヴィトン」のドレスのサヴォアフェール(職人の技)が公開された。自身が主演する映画『遠い⼭なみの光』が、第78回カンヌ国際映画祭 「ある視点」部⾨に正式出品され渡仏していた広瀬は、現地時間5月15日(木)の夕刻にリュミエール劇場前で行われたレッドカーペットに登場していた。
【写真】美しい一流の仕事 広瀬すずが着用したドレスのデザイン画
■職人の技が光るドレス
今回公開されたのは、「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーも務める広瀬が、レッドカーペットで着用していたドレスのサヴォアフェール。
広瀬が着用したロングスリーブドレスは、ブラックのベルベットに、華やかなイエローシルクカラーの構築的なドレープスリーブがあしらわれたもので、今回公開された写真には、デザイン画や、袖のパフを仕上げる様子などが写し出されている。
広瀬がカンヌ国際映画祭に参加したのは、2015年の是枝裕和監督作『海街diary』以来2度目。『遠い山なみの光』は、2017年にノーベル文学賞を受賞し、『日の名残り』『わたしを離さないで』など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける作家カズオ・イシグロが、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した、同名の長編小説デビュー作品を映画化したもので、自身の出生地長崎を舞台として繰り広げられる。戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー作品だ。
監督を務めるのは石川慶。カズオ・イシグロも大ファンだという『ある男』(2022)は、長編デビュー作『愚行録』(2017)以来再びヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門にてワールドプレミアを迎え、第46回日本アカデミー賞では最多13部門でノミネート、最優秀作品賞を含む最多8部門受賞という快挙を達成し、国内外で高く評価された。本作が『ある男』以来3年ぶりの映画作品となる。
第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の授賞式は現地時間5月23日(金)を予定している。