“皇太”(大橋和也)の恋愛観に視聴者の意見が二分 『君がトクベツ』で描かれたアイドルの恋愛の難しさ
畑芽育×大橋和也がW主演を務める“うぶキュン”ラブコメディ『君がトクベツ』(MBS・TBS系/毎週火曜1時28分)。10月21日(火)に放送された第6話では、“皇太”(大橋和也)の恋愛観に視聴者の反響が二分する展開に…。一方で、叶翔(木村慧人)とえみか(矢吹奈子)の“芸能界ラブ”には、「最高すぎ」と絶賛の声が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください。
【写真】叶翔(木村慧人)とえみか(矢吹奈子)の恋模様は急加速!(第6話場面写真)
■アイドルの恋愛って難しい――
第6話は、さほ子視点で見るか、LiKE LEGEND(以下、ライクレ)のオタク視点で見るかで、印象が大きく変わる回だった。まず、オタク的にはNAOYA演じる一生の存在がありがたすぎる。共演者のアンミカに言われた「ファンの子らを、置き去りにしたらあかんよ」という言葉を肝に銘じて、アイドル活動を送っている一生。だからこそ、彼女ができたと浮かれている皇太を受け入れることができない。一生が、「僕、本当は皇太が彼女を作るの反対なんだ」と皇太に言ってくれたとき、「(オタク的には)ナイス!」と思った。
「僕にとっても、ファンにとっても、皇太は太陽なんだ。変わっちゃうんじゃないかって不安なんだよ。今、大事なときだし、彼女作るのどうなのかなって…」と本音を吐露する一生に、「彼女ができたって、俺のファンの子たちを思う気持ちは1mmも変わらないよ」と返す皇太。「いやいや、そんなわけあるかい!」と思ってしまったのは、筆者だけだろうか。彼女ができたら、仕事に邁進できなくなる…とは言わないが、少なくとも“アイドル”だけに打ち込んでいたときとは違う。
『君がトクベツ』第6話場面写真 (C) 幸田もも子/集英社・ドラマ 「君がトクベツ」製作委員会・ MBS
一生に「別れるって選択肢はないの?」と聞かれても、皇太は「それはない」と言い切っていた。ファンの人たちに知られたら、「俺のトクベツな人だって、みんなに伝える」とまで。さほ子視点で見ると、ここまで愛されているのはうれしいし、キュンキュンする。でも、どうしてもさほ子になりきれない筆者は、「皇太、落ち着いて! アイドルの交際宣言なんて誰が幸せになるんや〜!」と言いたくなってしまった。
「仕事に対して手を抜くわけでも、努力を怠るわけでもないし。もし、さほ子ちゃんのこと知られて、全部失うようだったら、それは俺のしてきたことはその程度だったんだなって…」という皇太の言葉に、SNS上では「もうちょっとアイドルという立場を考えてみようか」「皇太の危機管理能力なさすぎる恋愛観にしばいたろかとなってくるから、いま気持ちは叶翔えみかちゃんの恋愛模様に全振りしてる」と戸惑う声と、「ちゃんと見てくれてる人は簡単に離れて行ったりしないから一生くんも皇太もさほ子ちゃんも安心して幸せになって欲しい」「別れない宣言してくれるのイケメン」と交際を後押しする声が上がっていた。
アイドルの恋愛って難しい。俳優やアーティストとは違い、“疑似恋愛”を売りにしている職業でもあるからだ。実際に、皇太もコンサートで「みんな愛してるよ!」と言ったり、ライクレのMVで“彼氏感”あふれる演出をしてみたり、ファンに“恋する錯覚”を与えている。皇太が努力をしてきたのは誰もが認めることだけど、アイドルにとっての恋人の存在は大きなダメージになりかねない。もしも、交際がバレてファンが離れていったとしても、皇太がしてきたことが間違っていたわけではなく、仕方がないことだ。皇太は、その覚悟を持った上で、さほ子に向き合ってほしい。
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