『サマーガイズ』ラストは予想外の展開に! 店の存続を懸けた第9話&最終話を振り返る

カルチャー
2021年5月6日 19:30

■第1話での火事の真実が明らかに

 サマーガイズのメンバーが揃うと、チンダルレは、第1話で店が火事になった事件について話し出す。原因不明だった出火原因は、店の老朽化により電気がショートして火が点いたことだったと告白する。チンダルレは、何度も話そうとしながら、三人と一緒にいたくて本当のことが言えなかったと謝る。

 謝るチンダルレに対し、「知ってたよ」と優しく応える三人。みんなチンダルレと同じ気持ちでいたのだ。四角関係を乗り越え、四人の絆は深くなっていた。カクテルショーの練習を再始動した、チーム“サマーガイズ”。お互いを支え合い、不安な時に励ましてくれる仲間がいる、最高のチームだ。

 ある日の練習の後、チンダルレとチャンは、テオの計らいにより、二人だけの時間を過ごした。そこで、チンダルレは今が本当に楽しいとチャンに話す。先の不安はあるけれど、今を目一杯楽しむことは青春そのもの。忙しい毎日に追われる私たちも、チンダルレたちのように、今この瞬間を思いきり楽しむことを忘れたくないものだ。

 星を観にいった二人は、願いごとをすることに。済州島の星空は、その願いを叶えてくれそうなほど綺麗なのだろうと想像ができる。二人が何を願ったかはわからないが、こちらからは「カクテルショーがうまくいきますように」と願った。
 
■運命のカクテルショーバトル

 ついに迎えたカクテルショー当日。白いワイシャツで揃えた四人はいつもより格好がついているが、緊張は隠せない。カクテルショーバトルのルールは簡単で、客がいいと思ったチームの方に移動し、その数で勝負が決まる。

 ヨム・アラン(イム・ナヨン)のチームも準備は万全で、フレアショーのアジアチャンピオンが披露した大胆なファイヤーパフォーマンスは、会場をさらに盛り上げた。対するチーム“サマーガイズ”はグァンボクがオープニングを飾り、続く三人が華麗なフレアショーを魅せる。久々のイケてるガイズの晴れ舞台、巻き戻してもう一度楽しみたいくらいの出来だ。

チンダルレ (C)StarCrew Ent Co.,Ltd
 最後のファイヤーショーは、テオが提案したアイディアを、チンダルレが魅せる。火をナイフに伝わせグラスに流し込み、グラスにお酒を注いであふれさせ、グラスを伝う火で火柱を作り、水色の炎に包まれたグラスタワーが出来上った。アランのチームのような大胆さはないが、綺麗で美しいパフォーマンスである。チンダルレが、三人に出会った時から今までの大切な思い出を込めたことでさらに美しさを引き出し、観る人たちの心を掴んだ。その結果、サマーガイズが勝利し、夢のような時間が終わってしまった。

■そしてアランは留学へ

 翌日、アランはチャンを呼び出し、カクテルを学びに留学に行くことを告げる。プールパーティーの日、ヨム会長(アランの父親)の指示で、社員が客に賄賂を配っていたことを知ったアランは、それを回収していた。アランは正々堂々と戦い、負けを認めたのだ。5年も思い続けていたチャンへの気持ちを断ち切り、「本当にバイバイ」と去るアランは清々しくカッコよかった。

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