『かのきれ』赤楚衛二演じる“樋口”にキュン! 「優しすぎる」とSNSでも反響
イケメンエリートの長谷部宗介(中島健人)と残念女子・佐藤愛(小芝風花)のすれ違う初恋を描いたテレビドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜21時)。7月13日(火)に放送された第2話では、恋の四角関係が幕を開け、怒涛の展開を見せた。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】“ヒドイ副編集長”の印象が変わってきた宗介(中島健人)
■どっちが本当の宗介?
愛のふりをして「イギリスに留学をしている」とうそをついた桐山梨沙(佐久間由衣)が、宗介に遭遇してしまう波乱の展開で幕を開けた第2話。一方本物の愛は、「宗介を見返してやる!」と仕事に打ち込んでいた。
とにかく冷酷で合理主義な宗介は、編集部内での評判がすこぶる悪い。読者の興味を惹(ひ)く企画を出せない部員に冷たくあたり、愛のことも「プロ意識のない人間は必要ない」とののしる。
長谷部宗介(中島健人) (C)カンテレ
だが、宗介がそこまでピリピリしている理由は、3ヵ月以内にライバル誌『ルナ』の売り上げを超えないと、『ザ・モスト』は廃刊になってしまうから。副編集長の宗介は、たった一人でその重圧と戦っていたのだ。
SNS上でも「どっちが本当の宗介?」と声が上がっていたが、梨沙の前で見せる宗介の表情は、編集部にいる時とは180度異なる。優しく穏やかで、梨沙の言葉に優しく耳を傾けるのだ。「仕事の時はさ、いつも責任果たさなきゃって気が張ってて…」と打ち明ける宗介を見ていると、その姿こそが、本当の宗介なのだと実感してくる。
「タブレットばかり見てないで、もっと周りを、人を見てください」という愛の言葉も、スルーしていたかのように見えたが、彼の心にはしっかり響いていたようだ。
仕事に一生懸命になるあまり、周囲のことは何も見えなくなってしまう宗介。序盤は、ただ“ヒドイ副編集長”という印象だったが、「時には無理して、うまくやれないこともいっぱいあってさ…」と言う彼の心情を知ると、「頑張れ」と声を掛けたくなる。
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