『かのきれ』美しい第8話に「泣いちゃった」の声 “宗介”中島健人の成長にも注目
イケメンエリートの長谷部宗介(中島健人)と残念女子・佐藤愛(小芝風花)のすれ違う初恋を描いたテレビドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系/毎週火曜21時)。8月31日(火)に放送された第8話は、愛と桐山梨沙(佐久間由衣)の美しい友情が、涙を誘う回となった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
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■愛と梨沙の美しい友情に涙
やっと思いが通じ合った宗介と愛。16年越しに初恋が実るなんて…こんなにロマンチックな運命はあるのだろうか。だが、愛には乗り越えなければならない問題がある。親友・梨沙のことだ。
梨沙も、宗介に惹(ひ)かれている。愛のふりをして会っているうちに、恋に落ちてしまったのだ。つまり、愛が宗介と結ばれると、梨沙が失恋するということになる。
桐山梨沙(佐久間由衣) (C)カンテレ
梨沙が、宗介に送ろうとした最後の手紙には、「あなたは、私の初恋です」と書かれていた。色々な男性からの誘いがあるモテ女子・梨沙のことだから、それなりに恋もしてきたはず。だが、ピュアな気持ちで人を好きになれたのは、初めてだったのだろう。ほかには何も見えなくなるほどの、本気の恋。
となると、おそらく失恋をするのも初めてのこと。そんな時、いちばんに話を聞いて欲しかったのは、愛だったはずだ。愛に「ちゃんと話したい」と言われて、「今さら話すことある?」と返していたが、そのぎこちない笑顔からは、「話したいよ」「聞いてほしいよ」という思いが見え隠れしていた。
そんな二人の友情を取り持ったのは、宗介だった。彼が、「愛にとって大切だと思う人の手は、絶対に離しちゃダメだ」と背中を押したから、愛は梨沙と話し合いをすることに決めたのだ。
うそをついてしまったことへの罪悪感から、「仲直りする資格なんかない」と言い張る梨沙に、愛は「たった1つのことだけで、全部ダメになっちゃうの?」と問いかけた。「今まで、もっといろんなことあったでしょ? たくさん楽しいこととか、嬉しいこととかあったでしょ? そういうの全部、1つのことで忘れちゃわないでよ」と。
すると、梨沙も「辛い時に、愛に辛いって言えないことが辛かった」と本心を吐露。その後、梨沙は宗介に、「愛をよろしくお願いします」とメッセージを送り、連絡先を削除したのだった。この二人の美しい友情には、ネット上でも「愛とりさの友情泣いちゃった」との声が上がっていた。
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