『すぱっち』“空”町田啓太の変化に「ドキッとした」 “優”赤楚衛二の絶妙なあざとさも注目

カルチャー
2021年10月29日 19:00

■優と空、それぞれの魅力を徹底分析!

 恋愛要素が絡んでくる作品では、対極に位置する二人のキャラクターが欠かせない。たとえば、『花より男子』(TBS系)の道明寺司と花沢類。『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)の桐谷修二と草野彰や、『花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス』(フジテレビ系)の佐野泉と中津秀一…などなど。「どっち派?」と盛り上がれることが、作品の面白さにもつながってくる。『SUPER RICH』の優と空も、真逆の魅力を持っている役柄である。

優 (C)フジテレビ
 キュートな優には、「守ってあげたい」と思わせる要素が盛りだくさんだ。カニをおいしそうに食べるシーン、少女漫画を見て涙した時の表情…。これはもう、あざとい。あざとすぎる。しかも、チャーミングな表情がハマる赤楚が演じているからか、不自然には見えない。“計算”と“天然”の絶妙なラインを行き来しながら、時に男らしい表情見せてくるのだ。急に衛の腕をつかんだり、頬を包み込んだり…これは、無意識なのか? それとも…と考え込んでしまう。分かりやすいようで読めないのが、優の魅力だ。

衛、空らスリースターブックスの社員たち (C)フジテレビ
 そして、クールな空。働きぶりはスマートだが、優のように他人の懐にヒョイっと入っていけるタイプではない。普段は器用なのに、衛のこととなると急に不器用になってしまう。そんなギャップに、愛らしさを感じる。ただ、第3話では一人の男として衛と向き合う場面があった。お金のために、乗り気になれない仕事を受けようとした衛に、「やりたくないことは、やりたくないって、僕には言ってください」と語りかける。そして、「俺に、うそはつかないでください」と続けたのだ。一人称を、“僕”から“俺”に変えた瞬間、空の表情も心なしか変化したように見えた。これには、SNS上でも「【僕】から【俺】に変わった瞬間まじドキッとしたしかっこよすぎて直視できなかった」「空さんが僕から俺に切り替えたの爆イケすぎた」と絶賛コメントが相次いでいた。

優&衛&北別府K(松田美由紀) (C)フジテレビ
 しかし、衛が掲げた「ビッグバン作戦」(新人作家の発掘&最近作品を出していない漫画家にオファーをするというもの)に一役買ったのは、優だ。誰も口説くことができなかった人気漫画家・北別府K(松田美由紀)の心を見事に開き、作戦を成功へと導いた。北別府がスリースターブックスで漫画を描くとなると、大きな売り上げも期待できる。現状、仕事で一歩リードしているのは優だが、空にはこれまでの積み重ねがある。衛を奪い合うだけでなく、仕事のライバルとしても、お互いを高め合っていく二人の姿を期待したい。

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イチオシ!

SUPER RICH

菜本かな(ライター)

赤楚衛二

町田啓太

菅野莉央

板垣瑞生

矢本悠馬

志田未来

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古田新太

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