『すぱっち』“空”町田啓太の“涙の演技”に称賛の声 「演技うまい」「圧倒された」
■優 vs 空、衛を奪い合う恋のバトルの決着は?
第4話のサブタイトルは、「過去と決別できるか…!五千万稼ぐ方法」。空は、ついに過去と決別することになる。宍戸へのトラウマを捨てることができたのは、衛のおかげだ。「こんなしょうもない奴に、とらわれてていいんか?」という一言で、空は宍戸との苦い関係を終わらせることができた。だが、衛との関係は一歩進むことができない。やっとの思いで告白しても、衛に「きっと勘違いやと思う」と釣れない言葉を返される。
衛 (C)フジテレビ
それは、衛も空の気持ちが分かるからだ。衛は、初めて優しくしてくれた一ノ瀬亮(戸次重幸)のことをずっと忘れられない。どれだけ最低なことをされても、ひどい人間だと分かっていても、離れられない。ヒヨコが、生まれて初めて見たものを親だと思ってしまうように。空もまた、辛い時に優しくしてくれた衛に愛着が湧いたのではないか、と。それは、愛情とは別のものなのかもしれない。
その一方で、空の告白を見ていた優も、衛への恋心に気付き始める。衛が座っている椅子に手を置き、「かわいいって思ってます」とアピールする上目遣いは、「かわいいは、優くん、君だよ…」とSNS上で反響を集めた。
春野優(赤楚衛二)&衛 (C)フジテレビ
「好きです。ずっと好きでした」とストレートに告白した空に対して、優は「嫌なんです。衛さんが宮村さんのものになっちゃうの…」と感情を伝える。「(空の告白を聞いて)めちゃくちゃ、ムカついて。ゾワゾワしました。いや、チクチク? いや…グサっ?」と嫉妬を表す擬音語に戸惑う優の姿は、「可愛いすぎるやろ」と話題に。しかし、かわいいままで終わらないのが優だ。「僕、衛さんのこと好きなんだと思います」と言った時には、男の目をしていた。誠実な空か、ギャップの優か――。衛は、どちらを選ぶのだろう。
次週放送の第5話からは、物語が1年後の世界に。すっかり大人の顔をしている優には、驚かされた。まるでジェットコースターのようなスピード感に、しっかりと食らいついていきたいと思う。