『ハンオシ』坂口健太郎演じる百瀬はなぜ魅力的? クールさの中にある“抜け”に注目

カルチャー
2021年11月17日 19:30
『ハンオシ』坂口健太郎演じる百瀬はなぜ魅力的? クールさの中にある“抜け”に注目
美晴(倉科カナ)&百瀬(坂口健太郎) 『婚姻届に判を捺しただけですが』第5話より  (C)TBS

 結婚願望を持たず仕事に夢中なイマドキ女子・大加戸明葉(清野菜名)と偽装結婚を望むワケアリ男子・百瀬柊(坂口健太郎)の“偽装結婚”を描く不意キュンラブコメディ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系/毎週火曜22時)が11月16日(火)に放送された。旭(前野朋哉)が美晴(倉科カナ)に離婚届を突きつけられた第5話は、理想の家族を追い求める兄夫婦が家族として向き合う様子が描かれる。その一方で、百瀬の“不毛な恋”にとっては、またとない展開に。(文=Nana Numoto) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意下さい


■百瀬、ストレスで熱を出す

美晴&明葉&百瀬 (C)TBS
 旭への愛情が分からなくなった美晴は、百瀬の提案で家に居候することになる。この同居は百瀬にとって美晴との恋を進めるチャンスに。そんな二人を目の当たりにし不安が募る明葉は、どうすることもできずにいた。しかも美晴の両親の離婚の原因にもなった大嫌いな父親に、実は百瀬がそっくりな性格だったことまで知ってしまう。美晴はわざと父親のような男性を避け、正反対の旭を選ぶことで「理想の家族」を作ろうと考えていたのだ。しかしこの話を聞いた明葉は、美晴の本当の想い人は百瀬だったのではないかと気にかけるようになる。

牧原唯斗(高杉真宙) (C)TBS
 「美晴には笑っていてほしい」と願う百瀬は、次第に自分が美晴の隣にいられればいいのにと考えるようになる。これまでは旭の隣で笑っている美晴を見ているだけで満足していたのに、牧原唯斗(高杉真宙)言うところの「スイッチ」がすっかり入ってしまったのだ。こうして美晴と旭の両方を気遣い、まさに板挟みの状態におかれた百瀬は、強いストレスにさらされ、ついに熱を出してしまう。いつもクールな百瀬のすっかり弱った表情にはキュンとする視聴者も多かったのではないだろうか。

 明葉はそんな百瀬に水分を取らせたり、着替えさせるなど看病をかってでる。まだ百瀬の心に明葉への恋心はないものの、百瀬にとって今や何でも相談できてどんな姿も見せられるのが明葉だ。今はまだ目の前の明葉が見えていない百瀬だが、この先、二人が心地よい関係へと変化していく可能性も大いにあるだろう。

大加戸明葉(清野菜名)&百瀬 (C)TBS
 SNS上ではパジャマ姿の坂口に「パジャマ+メガネの坂口健太郎とか眼福オブ眼福」などと言及する声が多数上がっていた。さらに着替えシーンでは「今日の1番は高速パジャマお着替えだな」などと百瀬の恥ずかしそうな姿にキュンとしている様子も。坂口の演じる百瀬にはどこか憎めない可愛さや、守ってあげたくなる“抜け”がある。明葉と百瀬は、“少し頼りないくらいがお互いに甘えやすい”という温度感を感じる夫婦だろう。

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婚姻届に判を捺しただけですが

Nana Numoto(ライター)

清野菜名

坂口健太郎

倉科カナ

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