『ファイトソング』早くもSNSで“恋の考察”飛び交う “当て馬のプロ”間宮祥太朗が今度こそ?
■恋のバトル 優勢なのは、芦田?
今のところ優勢なのは、やはり芦田だろう。『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系/以下、『ボス恋』)以来、1年ぶりに火曜22時枠に帰ってきた間宮が演じるのは、クビ寸前の一発屋ミュージシャン。無表情な場面が多く、陰の要素が強い役柄だ。
第1話では、芦田が生み出した唯一のヒット曲「スタートライン」が、花枝にとっての“ファイトソング”であることが判明。スランプに陥っている状況で、「私にとっては、世界にたった一つの楽曲。これだけあれば、ほかに音楽いらないんです」なんて言われたら、運命を感じざるを得ないだろう。ただ、出会ってすぐに、芦田が「俺と付き合ってくれない?」と花枝に告白をしたのには、驚かされた。
花枝&芦田 (C)TBS
間宮は、最終的にヒロインと結ばれる役柄が少ないため、“当て馬のプロ”とも呼ばれている。とにかく、恋に敗れたはかない表情がハマるのだ。しかし、今度こそは、本命の座を射止めてくれるはず! と思ったが、第1話にして告白というのは、“当て馬キャラあるある”の1つでもある。SNS上でも、「素人の私からしたら間宮くんは本命案だけど、当て馬のプロたちが第1話で告白するのは当て馬だって…」「当て馬予備知識を持ってしても1話目最後辺りの俺と付き合ってというセリフからどっちが当て馬かわからなくなる…」と考察が飛び交っていた。
しかし、芦田以上に“当て馬”感があるのが、慎吾だ。ドラマ公式サイトに書かれている「一途に花枝を想い続けているし、全力で愛情表現をしている」という一文からも、結ばれない可能性を感じてしまう。さらに第1話では、花枝が慎吾に、「なんで、慎吾はそんなにいい奴なの?」と聞くシーンもあった。“一途ないい奴”は、最終的に報われないのが、ラブコメのお決まりなのである、
ただ、『ボス恋』で間宮が演じた中沢涼太や、『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)の赤楚衛二ふんする樋口拓也、『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で中村倫也が演じた山下一真など、“報われなかった方”のキャラクターが人気を博することも多い。だからこそ、間宮と菊池、どちらの切ない表情も見てみたい気もする。
花枝を巡る恋のレースは、このまま芦田優勢で進むのだろうか。それとも、慎吾が幼なじみの殻を破るのか。第1話にして、内容がたっぷり詰め込まれていた『ファイトソング』。今後の展開にも、期待したい。