『ファイトソング』菊池風磨の“繊細な演技”に反響! SNSでは「がんばれ慎吾ちゃん」の声も
不器用な3人の若者たちが織りなすヒューマンラブコメディー『ファイトソング』(TBS系/毎週火曜22時)。本作は、空手の日本代表を目指していたスポ根ヒロイン、木皿花枝(清原果耶)が、“人生最初で最後の恋”を見つけていく物語。花枝が最後に選ぶのは、落ちぶれた一発屋ミュージシャンの芦田春樹(間宮祥太朗)か。それとも、一途な幼なじみ・夏川慎吾(菊池風磨)なのか。恋の三角関係が、火花を散らしていくことになりそうだ。1月18日(火)に放送された第2話では、花枝と芦田の関係が急展開! 慎吾の切なさにも反響が集まった。(文=菜本かな) ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください
【写真】期間限定で付き合うことになった花枝(清原果耶)&芦田(間宮祥太朗)
■期間限定の切ない恋のはじまりに反響
「俺と、付き合ってくれない?」
あまりに突然の、芦田からの告白。花枝が、「軽っ」と思ってしまうのも、無理はない。だって芦田は、豪邸に住むミュージシャンなのだ。私たちは、彼の本性を知ってるが、花枝からすれば、“ただのチャラいやつ”に見えてしまったのだろう。
それでも、花枝が芦田に心を動かされたのは、事実だ。どんな時にも涙を見せなかった花枝が、彼の歌声を聴いて涙を流したのだから。さらに、「あんなに泣いたのは、人生ではじめて」ときた。人は、“はじめて”の感情をくれた相手を、永遠に忘れられないもの。告白については、「そう言えば女の子が喜ぶんじゃないかな? とか思ってんなら、マジでいらないです」と拒否した花枝だが、トータルで見たら彼との出会いはいい思い出になっているようだ。
その一方で、芦田は後悔をしていた。マネージャーの伊達弓子(栗山千明)に、「(曲を作るために)本気で、誰かと付き合ってみるとかしてみたら?」と提案されたからといって、出会ったばかりの女の子に告白をしてしまったことを。ただ、誰でもよかったわけではないはずだ。スランプに陥っている時に、自分が過去に作った楽曲を、「これだけあれば、ほかに音楽いらない」と言うほど大事にしてくれる人に出会ったとしたら――。さすがに、運命を感じざるをえない。花枝の涙を見て、「音楽っていいなぁ。すごいなぁ」と音楽への愛を思い出したのだから。
木皿花枝(清原果耶)&芦田春樹(間宮祥太朗) (C)TBS
だが、芦田はあまりにも不器用だ。サンシャインクリーニングの問い合わせフォームに、花枝への謝罪を送るなんて…。しかも、メッセージはかなりの長文だ。普通ならば、少し引いてしまっていたかもしれないが、花枝は芦田に“ただのチャラいやつ”というイメージを抱いていた。それがガラリと覆ったことで、心が動いたのかもしれない。
そして極めつけは、“期限は2ヵ月”というフレーズだ。芦田は弓子から、「あと2ヵ月でヒット曲を出さなければ、契約解除」と言われており、花枝も、聴神経腫瘍の手術を2ヵ月後に控えている。またもや、運命を感じざるをえない。
医師から、「(耳が聴こえなくなる可能性があるから)思い出を作っておいた方がいい」とアドバイスを受けた花枝は、芦田からの告白を受けることに決める。自分の“耳”に、一番残しておきたいと思ったのは、彼が奏でる音だったのかもしれない。期間限定の切ない恋のはじまりに、「こんなん泣いちゃうよ」「2ヶ月限定なんて嫌や!」「聴こえるうちに歌を聞かせてもらうのか。切ないね」と反響が集まった。
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