川口ゆりな、『ガルプラ』で自分を責めたことも 心の支えになったのは“ファンと参加者”
■心の支えは、ファンと参加者の存在だった
ーー『ガルプラ』に挑戦することへの、不安はなかったのでしょうか?
言葉の壁は不安でしたが、それ以外の部分の、生活や精神的な面、身体的な面への不安は特になかったですね。新しさや、刺激がありそうなものに惹かれてしまう性格なので「自分の知らない世界を見てみたいな」とワクワクしていました。
ーーそうだったのですね! いち視聴者として限られた期間の中で練習をし、ステージでパフォーマンスするのは大変そうだなと思って見ていました。
始まってからは、想像以上に大変でしたね(笑)。ただ、テレビでパフォーマンスを見て、ファンの方が投票してくださるオーディションだったので、自分を応援してくれてる人たちをがっかりさせたくなくて。自分が納得のいくパフォーマンスをすることは、時間がなくても、精神的にきつくても心がけるようにしていました。
ーーそのときに、心の支えとなっていたものを教えてください。
ファンの方と、一緒に支え合ってくれた参加者のみんなの存在は大きいですね。実は、ファンミーティングの前日ぐらいまで、気持ちが下に向いてしまっていたのですが、ファンミーティングでファンの方から直接「ゆりな!」と呼んでいただけた時に、すごく幸せな気分になれて、心が軽くなったんです。「この人たちのためにも、頑張らなきゃ!」って改めて気持ちが引き締まりました。
ーー参加者の方に助けられたと感じたのは、どんな時でしょう?
精神的に揺らいでいる時に、黙ってそばにいてくれるだけで助けられていました。私、渡韓する前までは、自分のことをすごくメンタルが強いと思っていたんです。でも、『ガルプラ』期間中は、新しいことばかりで、自分を責めてしまうこともありました。そんな時に、言葉が通じずとも、優しく背中をポンポンとして横にいてくれる子たちがいて、本当に救われたんですよね。解決できないような自分自身の問題も、ただ寄り添ってくれるだけで気持ちが楽になりました。練習生とのつながりは、これからも大切にしていきたいと思っています。
■今後目指すアーティスト像は?
ーー『ガルプラ』に参加した5ヵ月間を通して、川口さん自身が変わったなと感じることはありますか?
自分を認めてあげられるようになったなと思います。『ガルプラ』に参加する前は、「完璧でいなきゃいけない」「みんなが求める理想にならなきゃいけない」と自分自身にプレッシャーを与えてしまって、できないと自分を責めてしまうタイプだったんですね。でも、ファンの人たちにとっては、私が自分らしくいることが幸せなんだなと考えるようになって、自分に余裕を持てるようになったかなと思います。
ーー帰国後の心境を教えてください。
帰国後は、自分が一番したいことを見つめ直していました。それで「やっぱり音楽を諦めたくないな」って思ったんです。何より応援してくださるファンの方たちが「歌って踊っている姿を、また見たい」ってコメントしてくださって、その気持ちに応えたいなと思いました。そんな気持ちに気づけた上に、今まで自分がやったことのないお仕事の話をいただけることも増えたので、『ガルプラ』は私にとって大きなターニングポイントになったなと振り返ります。
ーー最後に今後の目標を教えてください。
やりたいことは、たくさんあるのですが、まずはアーティストとしてファンの方の想像を、毎度超えて行きたい。そして、私のことを知らない方にも知っていただけるようなアーティストになりたいなと思っています。『ガルプラ』が終わった今も、海外のファンの方がSNSでたくさんコメントしてくださっているので、いつか日本だけでなく海外でもライブができるようになりたいです!
【「Look At Me」概要】
配信日:3月21日(月・祝)