小野賢章、約6年ぶりに『ポケモン』出演 アランとの再会には「誇らしさを感じた」

インタビュー
2022年6月17日 07:00

■同じ役を“そのまま再現”しようとはしない


――アランと同じように小野さんもさまざまな経験をしてきたと思います。役者として「自分、進化したな」と感じた部分はありますか?

うーん、滑舌かなぁ(笑)。技術面で伸びた部分は恐らくあると思いますが、当時は当時でベストを尽くしているので、役者としての進化を感じることって、ほぼないかもしれません。体調や気分、その時の状況なども芝居には影響するので、僕はその時できるベストを尽くすのが一番だと思っています。

――そういう意味では、過去の映像などを見て「もっとこうしておけばよかったな」と思うことはあまりない?

ほぼないですね。期間が空いて同じキャラクターを演じる機会をいただいた際は、当時どんなふうに芝居をしていたのか事前確認はしますが、そのまま再現しようとはしないですね。

――“今感じたことを芝居として出す”というニュアンスに近いのでしょうか。

うーん、ニュアンスが難しいのですが、少なくとも「今はこう感じるから当時とは異なる芝居をする」ということは絶対にないですね。当時の芝居から線でつながっていることが前提で、今思う正解を出すようにしています。

もちろん「声変わり前と同じ芝居をしてください」といった再現が難しい芝居でない限り、いただいたディレクションに対して柔軟に対応するようにしています。今回のアランは、以前に登場した時よりも強くなっていたので、前回と同じ演技をしなければいけないと意識することもなかったんです。そういう点では、演じやすかったですね。

■子供の頃は強さ 大人になった今は癒し


――少しだけ話題を変えて、小野さんと『ポケットモンスター』との出会いについて教えてください。

僕はゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』が最初ですね。

――懐かしい! 当時の手持ちポケモンは?

カイリューやギャラドスをよく使っていた気がします。ドラゴンタイプやエスパータイプも好きでしたね。技だと「はかいこうせん」がすごく好きでした。どれだけ強くて格好いいかを考えてパーティーと技を組み合わせていましたね(笑)。

――では、今旅に出るとしたらどのポケモンと一緒がいいですか?

イーブイかなぁ…癒されそう(笑)。子どもの頃は強さや格好よさを重視していましたが、大人になって選び方が少し変わったのかもしれません。

あ、空を飛べるポケモンもいいな。ピジョットなら速そうだし、ファイヤーなら暖を取れそう。でも、爬虫類(はちゅうるい)も好きだし…うーんアランを演じている身としてはやっぱりリザードンかなぁ。

――リザードンなら空も飛べて、暖も取れるかもしれません。

確かに! やっぱりリザードンは最高のパートナーだな!

【『ポケットモンスター』概要】
放送時間:毎週金曜18時55分ほか
放送局:テレビ東京系 ※一部地域では放送日時・内容が異なる
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku(C)Pokemon

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

イチオシ!

小野賢章

M.TOKU(ライター)

ポケットモンスター(ポケモン)

声優

アニメ

ゲーム

取材

インタビュー

あわせて読みたい

[ADVERTISEMENT]

公式アカウント

おすすめフォト

【行きたい】今読まれている記事

【欲しい】今読まれている記事

【イチオシ】今読まれている記事