「日プ」「THE FIRST」出身の男澤直樹 SKY-HIからの言葉が「今につながっている気がします」
■「日プ」「THE FIRST」から学んだこと
ーーそもそも芸能界を志したきっかけを教えてください。
漠然と考えだしたのは、小学生の頃です。親戚がいる前で歌って踊ったら、みんなが「上手だね!」って褒めてくれたり、お小遣いをくれたりして(笑)。それで調子に乗って「アーティストになるんだ!」と言っていました。
本格的にアーティストを目指すようになったのは高校2年生のときで、毎日1時間かけて地元・天神にあるエイベックスのアーティストアカデミーに通っていました。なぜかはわかりませんが、子どもの頃からずっと自信があったんですよね。アカデミーに通っている時も「自分が1番だ」と思ってましたから(笑)。
ーーそこから時を経て、2019年には「PRODUCE 101 JAPAN」に出演されました。
元々韓国の「プデュ」をリアルタイムで見るくらい好きだったので、日本でやると知って「絶対出たい!」と思ったんです。最初の自己紹介に関しては、歌とダンスはもちろん、あと1つ何か必要だと思ってモノマネをやったのですが…実は毎朝練習していました(笑)。
ーー「PRODUCE 101 JAPAN」に参加してみていかがでしたか?
韓国で過ごした1ヵ月は、“どこまでこだわるか”という点で勉強になりましたし、練習量もすごかったので、すごく良い経験になったなと思います。それに、同じ夢を目指して頑張る友達ができたのも刺激になりましたね。
ーーその後2021年に「THE FIRST」に参加されたのは、なぜなのでしょう?
「日プ」出演後もずっと「アーティストをやりたい」という気持ちが強かったんです。そのタイミングでオーディションの募集を知り、SKY-HIさんの熱い気持ちに共感して「一緒に頑張ってみたいな」と思い応募しました。
ーー1度オーディション番組を経験しているからこそ、怖さもあったのではないかと思うのですが…。
今だから言えますけど、正直怖かったです。「日プ」に参加したこと、ボーカル評価1位を取ったことがプレッシャーになっていました。もし「THE FIRST」で評価されなかったら、「日プ」にも迷惑がかかってしまうなって…。ただ純粋にデビューしたいなという気持ちで挑んではいたので、始まってからは楽しみな気持ちの方が勝っていました。
ーー「THE FIRST」の出演は男澤さんにとってどんな思い出ですか?
「自分が一番でありたい!」と頑張っていたので、今当時の自分に会えるなら「そんなに気張らなくていいよ」って言ってあげたいです。
合宿中、周りの子に「安心してもらいたい」と大人っぽく見せようとしていたら、SKY-HIさんに「全然頼っていいよ」って言ってもらったことがあったんです。そのときに「人に頼ることって、悪いことじゃないんだよな」「わからないことは聞いた方がいいんだな」って思えたことが、今にもつながっている気がします。
■最終的な目標は“ドーム公演”
ーーオーディション番組では、グループへの所属を目標としていました。今回ソロで活動することに対して迷いや悩みはありましたか?
グループの先にソロがあると思っていたので、そこまで迷いはなかったですね。最終目標を先にやらせてもらえているという感覚が近いのかなと思います。
ただ「THE FIRST」で共演して、同じくソロの道を選んだショウタくん(Aile The Shota)とも話したのですが、自分が好きなことができるのはいいなと思う反面、「これでいいんだっけ?」と自問自答し続ける必要があるのは、ソロならではの悩みだと思います。
ーーソロ活動にあたって周囲からアドバイスなどはありましたか?
事務所の先輩である三浦大知さんには、練習室であいさつさせていただいたときに「頑張ってね」と言ってもらいました! それから、w‐inds.の橘慶太さんや、SKY-HIさんには、自分で作った曲を何曲か送らせていただいて、アドバイスをいただいてます。本当に先輩に支えられていますし、自分でもすごい世界線にいるなと思います。
ーーすごい…! 最後に男澤さんの目指すところを教えてください。
最終的には絶対にドームに立ちたいと思っています。過去にBTSのバックダンサーとして、福岡のPayPayドームでの公演に出たことがあったのですが、とってもきれいな景色で、いつかは僕1人で独占できたらいいなって…! そのためにもまずは、ファンの皆さんの前で初ライブができるよう準備したいと思っています。