人気YouTuber・Rちゃん「YouTubeは居心地がいい場所」 現在の目標は“登録者数100万人”
Z世代の女性を中心に熱狂的支持を受けるYouTuberであり、インフルエンサー、そして経営者のRちゃんが2024年12月11日、初となるエッセイ本『死ぬことが決まっているのなら』(KADOKAWA)を発売! クランクイン!トレンドでは、彼女のすべてが詰まっていると言っても過言ではないエッセイ本について、そしてRちゃん流のYouTubeとの向き合い方についてたっぷりと語ってもらいました。(取材・文=於ありさ/写真=松林満美)
【写真】スタイル抜群! Rちゃん撮り下ろしインタビュー写真<全身カット>
■初のエッセイ本で「新しい自分を発見した」
――初のエッセイ本発売、おめでとうございます。発売後の今の心境はいかがですか?
出し切ったな〜っていう達成感があります。それからお世話になった方や知り合いの方が、自分で買ってくださっていて「読んだよ」って報告してくれることが多くて。そういう声とか、ファンの方からの声がすごくうれしいですね。自分の経験が誰かに届くならうれしいなと思っています。
――エッセイ本を出すにあたって、こだわったところはありますか?
ベースはライターさんに作っていただいて、そこから自分の言葉に書き直していきました。その時に、伝わり方が間違っていないかというのは不安だったので、チェックはたくさんしていただきましたね。伝え方を1番意識しました。
――Rちゃんと言えば、普段のYouTube発信の時から言葉に敏感な印象があります。それはエッセイ本を書く上でも変わらずこだわったところだったんですね。
そうですね。ただ、本だと深いところまで書きやすいなとは思いました。話すときつく聞こえてしまう言葉も、本だとかっこよく聞こえるんだなって。なので、自分的には本の方が攻めている気がします。
――お写真もステキでした!
インタビューの印象を踏まえて「こういうふうに見せるといいんじゃないですか?」と提案をいただいたんです。それがすごく良かったので、そのまま採用させていただきました。人生を表現した写真を撮ってもらったイメージです。
『死ぬことが決まっているのなら』(KADOKAWA)
――なるほど。では、本作を通して新たに受けたインスピレーションでもあるんですね。他に、新たに発見した自分の一面はありますか?
話すことで「あ、私ってこう思っているんだ」って思うことはたくさんありました。特に印象的だったのは、タイトルにも通ずるんですけど、担当の編集さんから「あかりさん(Rちゃん)って、死に向かっていますよね」「何を聞いてもずっと死と隣り合わせで、終わりがあるなら、こうしていたいっていう考え方ですよね」って言われた時に、たしかにそうかも!と思ったことです。自分としては意識していたつもりはなかったんですけど、たしかに全部のことに命を懸けていると自信を持って言えるのも、“死”を考えているからなのかって。それは発見でしたね。
■Rちゃんは“ヤバい人!”
――普段のYouTubeを見ていても、爆食から、メイクやファッション、美容整形に関する動画までジャンルが多岐にわたる印象です。これからRちゃんを好きになる人に、自己紹介するとしたらなんて自己紹介しますか?
そう言われると難しいですね。YouTubeで発信しているのは、あくまでも自分のアパレルブランド「Riu」を広めたいからなんですけど、たしかに気分であげていることがほとんどだし、ジャンルも特に絞っていないし…。でも、1番しっくりくるのは「ヤバい人」かも。色んな意味で「ヤバい人!(笑)」。
――それはRちゃんにとっては褒め言葉?
はい! もちろん「キラキラしている人」でも、「夢に向かって頑張っている人」でもいいんですけど、「ヤバい人」っていうのが1番しっくりきます。
――ファンの方には、どんなところが好きって言われることが多いですか?
「人間っぽいところが好き」って言われることが1番多いですし、自分的にもめちゃくちゃうれしいです。もちろん「顔が好き」って言われることもうれしいんですけど、自分自身が人間っぽい人が好きということもあって、人柄を褒めてもらえることが1番うれしいです。
――いろんなジャンルの動画が見られるのがRちゃんのYouTubeチャンネルの良さかなと思うのですが、その中でも軸としていることはありますか?
画面の中に映っているもの全てを作品だと思っているので、センスがいいものを作るっていうことは意識しています。自分の中での一流を見せることにこだわりがあるので、動画の企画に合わせた背景とか、見た目とかメイクとかは着目ポイントです!
――逆にやらないようにしていることはありますか?
昔は知名度を広めるために、なんでもやっていたんですけど、今はその時期は過ぎたと思っているので、自分の気分が乗らないことはやらないようにしています。やる前に「これ、やったところで楽しいのかな?」「なんかつらそう」って思ったら、やらない。120%の力が出せないものはやらないです。
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