柏木由紀、人の意見より“自分の気持ち”を大事に 「自分を守る方法でもある」
■「upink」を通して伝えたい思い
今年4月には、自身がプロデュースするコスメブランド「upink(ユーピンク)」を立ち上げた柏木。これまで、アイドルの定年の壁を打ち破るなど、さまざまな道を切り開いてきた彼女が、コスメを通して伝えたいことは“人の意見よりも自分の気持ちを大事にする気持ち”と教えてくれた。
「SNSとかが発達してきて、マイナスな意見とかを目にする機会がすごく増えたと思うんです。でも、本当に気にしないというか! 顔も見えない、一生会うか分からない人の意見を1個ずつ聞いていても全然いいことがないので、ちゃんと顔を見て、自分が信頼できる人の意見だけに耳を傾けることが大事かなって」と自身の思いを告白。
他人の目や年齢を気にして、かわいい物やピンクのアイテムを身に着けることに迷った時期もあったというが「好きじゃない物を身に着けて悪口を言われるとすごくテンションが下がるけど、本当に好きな物とか自分がこれだけは譲れないという物を身に着けていれば、多少何か言われても『でも私が好きだから』って思える。テンションが上がる物とか好きな物を大事にするっていうのは、1番自分を上げる方法でも守る方法でもあると思うんです。そう思うようになってから、ほとんど人の意見よりも自分の気持ちを大事にするようになりました。それをぜひ、コスメとかを通して伝えられたらいいなと思います」と力強く語った。
一方で、ブランドを通して考え方が変わった部分もあるそう。「『実は私も(かわいい物が好き)なんです』という声がたくさん寄せられたのがすごくうれしかったです。何かを発信するって勇気がいるけど、発信するとこうやって賛成意見や仲間意識みたいなものが集まってくるんだなと思って。ブランドを立ち上げてよかった、こういうのを共有していきたいと強く思いました」とファンの声が、柏木の考えを変えるきっかけになったと明かした。
30代を迎え、美容ケアに関する考え方も変わったと話す柏木。「ある程度自分で頑張りつつも、プロとか人の手を借りる大事さもあるなと思うようになりました。最近は、夜だけでなく朝も必ず毎日パックして、たまにはスペシャルケアとしてサロンとかに足を運んでいて、プロの手を借りるのも全然ありだなと思います」。日々、美しさを磨き上げ、新しい物事への探求心も忘れない柏木が今後どんな姿を見せてくれるのか楽しみだ。