綱啓永、木村拓哉との共演が自信に 「作品のために厳しく」座長としての姿に憧れ
■“風間公親”の鋭い視線に「汗が止まらなかった」
主演の木村が、冷酷無比な鬼教官・風間公親として圧巻のオーラを放っている。風間のすべてを見透かしているような鋭い眼光は、視聴者にもピリッとした緊迫感を与えるほど恐ろしい。実際に風間と対峙(たいじ)したシーンでは、「“ピリッ”どころの騒ぎじゃないですよ。“ビリッ!”という感じ」ととんでもない緊張感を味わったという。
「木村さんは、クランクイン前の訓練の時から僕らの姿を見に来てくれました。アメカジのセットアップに身を包んだ、スーパースターの木村さんですよ!」と興奮をよみがえらせ、「僕らに『これじゃあ、まだダメだ』と厳しい言葉をかけてくださったり、その時から風間教官と生徒としての関係値を作ってくださった。ピンと背筋が伸びるような思いがしました」としみじみ。
風間の視線を浴びた際には「汗、止まらないですよ。びっちょびちょです。本当に全てを見透かされている気分になるんです!」と苦笑いを浮かべ、「木村さんは常に風間教官の冷徹な空気を醸し出して、現場に立ってくださっていました。そのおかげで、僕たちも役に入ることができた。風間教官の放つ空気感を大きなスクリーンで体感したら、その場にいるような感覚が味わえると思うのでぜひ堪能してほしいです」とおすすめする。
風間は厳しくも、愛情深く生徒たちを見つめている。綱は、「木村さんも、まさにそういった視線で見守ってくださった」と感謝しきりの様子。「木村さんは待機時間も控え室に戻ることは少なく、現場にいることが多いんですが、カメラが回っていない時でも常に僕らのことを見てくださっていました。緊張感がありましたが、同時に木村さんからは愛情を感じるんです。『作品のために厳しくする瞬間もあると思います』と言葉にしてくださることもあり、全ては僕らや作品のためということが伝わってくる。どんな言葉も説得力を持って響いてくるし、そんな木村さんと共演できたことは、僕にとって自信にもなりました」と得たものは限りない。
『教場 Reunion』では、授業の一環として、門田が犯人役となり、定規を武器に見立てて風間に襲いかかっていくシーンがあった。門田はあっという間に風間に腕を取られてしまう…という展開となるが、そこにはこんな裏話も。
「門田は定規を振りかざした後、風間教官の顔に向かってそれを突き出すんですが、カメラテストでは教官の顔の横あたりに突き出していたんです。すると木村さんが、『本当に打ってきていいよ。俺は大丈夫だから』と言ってくださった。その木村さんの姿がめちゃくちゃカッコよくて、キラキラしていて。『カッコイイ…』と思いながらも、『もし顔に当たってしまったどうしよう』と緊張もありました」。
「でも座長を信じて、顔の真ん中に向けて思い切ってバン!と定規を突き出したところ、ササッ!とあっという間に腕を取られていました。座長は、何でもできちゃうんです!」と声を弾ませながら、「終わった後にも、『大丈夫だったか』と声をかけてくださって。木村さんが『もっとこうした方がいい』と教えてくださったことは、『はい!』とすべて受け止めてお返ししたくなる。いつかあんなふうになれたら…と思うことばかりでした」と熱を込める。
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