2500万円の詐欺被害も経験 上原亜衣が考える“生きていく上で大切なこと”
2016年春をもってセクシー女優を引退し、タレント復帰を果たした上原亜衣。その後、公式YouTube「あいちゃんねる」の開設や自身初となるスタイルブックを発売し、幅広い活躍を見せてきました。昨年は講談社主催のオーディション「ミスiD2021」にエントリーし2676人の中の198人に選ばれ、ファイナリストとして最終面接に挑むことも決まっています。今年の1月21日(木)にはエッセイ『すべてを手に入れる女は飾らない』(KADOKAWA)も発売されたばかり。今回はそんな上原に、恋愛術やお金の管理術、自身の活動「Ai Project」などについてたっぷりと聞いてきました。(取材・文=Nana Numoto)
【写真】白ワンピが最高!ウインクが可愛い上原亜衣
■セカンドキャリアの手応えは
――2019年6月にTwitter、同年8月にYouTubeチャンネルを開設されましたが、そこから約1年半経ってセカンドキャリアの手応えはどうですか?
思った以上に大変かなっていう感じですかね。周りの子からは「うまくいってるね」と言ってもらえていますが、わたし的にはやっぱりまだまだで…。
――例えばどんなところが気になっているんですか?
やっぱり現役の時よりもできることが減ってしまったので、そのあたりがまだまだだと感じています。現役のときは、マネージャーさんたちのおかげで毎日仕事をいただけていました。しかしいまは、自ら仕事を探しにいかないとありません。なので今は、自分でいろんな場に行くようになりました。仕事のチャンスが見つかりそうだなと思ったら積極的に行動しています。
――本を読ませていただいて、改名を考えたと書いてあってとても驚きました。影響力のある方でも悩むんだと。活動していく中で難しいと感じることがあるのでしょうか。
今までと全然違うことをやっているので、うまく仕事に繋がらないこともあります。でも今はYouTubeやClubhouse(音声SNSアプリ)など自由に好きなことをできるようになったので、いいこともあります!
――そんな思いもあるのですね。本の中では「ダメなところは隠さず見せる」ということを書いていましたが、ダメな自分を見せる勇気や、誰かに教えてもらおうという素直さの秘訣があれば知りたいです。実際に、上原さんはYouTubeでは苦手なダンスに挑戦したり、ゲーム実況では得意な人に教えてもらったりしていますよね。
もともとの性格かもしれないです。今まで割と“全てをさらけ出してきた”じゃないですけど、色んなことをやってきたから、もうこれ以上出して恥ずかしいものがないというか(笑)。ただ、できないことを「できない」と言うことで、誰か必ず助けくださる人が見つかると感じてきましたし、仮にバカにされても、そうして教えてもらえることによって自分の知識や可能性が増えることのほうがずっといい、と思ってきました。
――ちなみに苦手なことの中でも、なぜダンス動画に挑戦しようと思ったんですか?
YouTuberと言ったら“踊ってみた”じゃないですか。それで挑戦することにしました。恵比寿☆マスカッツに入っていた時からダンスがなかなか覚えられなくて、「苦手だなぁ」とは思っていたのですが、そこまでだとは思っていなくて。でも動画を出したら視聴者さんから「動きが変」とか「リズム感がない」と言われて、改めて下手なんだと自覚しました(笑)。YouTubeを一緒にやっている人たちからも「すごく面白い」って言われましたね。わたし、結構面白いって言われることが好きなので嬉しかったです(笑)
――視聴者からの言葉の中には、中傷とか厳しい内容もありますよね。「気にしない」ためのコツがあれば教えてください。
何にも思わないわけじゃないので、やっぱり少しは「あー…」とは思います。でも寝ると忘れちゃうんです。1回寝ると、別にいいかって思います。考えすぎだったかなって思えるんですよ。そういうタイプじゃない人は、きっと誰かに話すのがいいと思います。誰かに言うとちょっとすっきりするから。
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