夏の肌の悩み“インナードライ肌”ってどんな状態? 気になるスキンケア方法もチェック
夏の肌は潤っているようで実は乾燥しており、トラブルが起きやすい状態にあるといいます。今回は、真夏に起きがちな「インナードライ肌」の悩みについて、大正製薬の研究員が原因を徹底解説。合わせてスキンケアブランド「AdryS」のアイテムを使用した、スキンケア方法も紹介します。
【写真】「インナードライ肌」と「正常肌」の違い
■そもそも“インナードライ肌”とは?
大正製薬株式会社「AdryS」開発研究員の緒方真由美氏
大正製薬の研究員、緒方真由美氏によると、インナードライ肌とは、肌表面は汗や皮脂でベタついて乾燥を感じにくいものの、肌の内側は水分を失っており、水分と油分のバランスが崩れている状態の肌を指すそうです。
「正常な肌」と「乾燥した肌」の違い ※イメージ
インナードライ肌の場合、皮脂のベタつきだけに注目して保湿ケアを控えていると、肌内部の水分蒸発を防ぐために皮脂の分泌量がさらに増えてしまい、より悪化する可能性もあるといいます。
では、なぜ肌はインナードライ状態に陥ってしまうのでしょうか? 夏のインナードライ肌の要因は、大きく分けて2つあります。
【要因 その1:マスク着脱による水分蒸発と摩擦】
マスクを着用すると呼気により加湿状態になるため、保湿されているように感じます。しかし、マスクを外した瞬間に肌の水分が蒸発し、乾燥肌を引き起こしてしまうことも。また、マスクの着脱時に摩擦が生じ、角層がはがれやすくなることで、バリア機能が低下することも乾燥の一因となるといいます。
【要因 その2:夏の過酷な環境】
高温多湿な日本の夏は冬と異なり乾燥しないと思われがちですが、実はいたる所に乾燥リスクが潜んでいます。主な要因は「汗・皮脂」、「紫外線」、「エアコン」の3つだそうです。
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