最年長ジンの入隊期限迫る BTSの兵役問題は今どうなってる?
■兵役特例には反発も
そんな中で、今回出された「国民に判断を問う世論調査を行う」という案について、韓国では賛否両論になりました。
韓国のニュースメディア「マイデイリー」によると、一部のネチズンは、「一般人は指を切断しても4級判定(入隊前の検査の結果、医学的に現役の服務が不可能と判定された者は、補足役として公的機関の公益目的遂行に必要な要員として服務することになっている)を受けるのに、世論調査を通じて兵役特例かどうかを決定することは不当だ」という反発の声が上がったといいます。
またSNSなどでは、「国防の義務を世論調査に決定される国がどこにあるのか?」「今後入隊するすべての男たちに対して軍隊に送るべきか世論調査を実施しろ」「世論調査をしないで国民投票をせよ」などの否定的な意見も多くある中で、イ・ジョンソプ国防相は「デットラインを決めて早急に結論を出したい」としていました。
ところが、9月1日(木)になって、イ・ジョンソプ国防相は、世論調査について「国民の意志がどうか見るという趣旨だった」と発言。結局「世論調査は実施しない」と韓国国防省が否定しました。
■BTSの兵役問題はいつ解決するのか?
これまでもBTSの兵役特例についてはさまざまな議論が行われてきたものの、入隊期限を延ばすという特例以外はほとんど進んでいません。所属事務所のHYBEは「国の要請に従う」とし、JINも「会社側に一任する」としており、韓国政府が出す結論次第だと表明しています。
そのような中で、6月14日にBTSはグループ活動を縮小し、個人活動を中心に行なっていくことを発表。一部のファンの間では「兵役につくための準備では?」という声もありますが、所属事務所のHYBEもBTSも、兵役については特に言及はしませんでした。
最年長JINの入隊期限が残り約3ヵ月と迫る中、国民の意見を意識して兵役免除という特例をどうするのかいまだに決められない韓国政府。国民の意見を直接問う「世論調査」という最終手段を繰り出してきたとも言えますが、BTSの今後の活動にも大きな影響があるだろう大きな判断を、早く決めてほしいところですね。