新生King & Princeはどう変化する? 新たなファン層を獲得するであろう“れんかい”への期待
5月23日(火)より、永瀬廉と高橋海人の2人体制になったKing & Prince。デビュー5周年を迎えて、新たな一歩を踏み出そうとしている本グループは、これからどんなふうに変化していくのだろうか。永瀬と高橋、それぞれの活躍を振り返りながら考えていきたいと思う。(文=菜本かな)
【動画】「なにものでもなくたって夢を描こう」 新たなスタートを切ったKing & Princeの新曲「なにもの」
■新たな一歩を踏み出すKing & Prince
それぞれが俳優としても頭角を現している永瀬と高橋。正直なところ、今後の活動は俳優業がメインになるのかな…と思っていた。だからこそ、5月23日の怒涛(とう)の情報解禁には驚いたファンも多かったのではないだろうか。13枚目となるシングル『なにもの』のリリース、レギュラー番組『キントレ(仮)』のスタート、そしてグループ初となるファンミーティング『King & Princeとうちあわせ』の開催が発表され、デビュー5周年を迎えたKing & Princeは、いま新たな一歩を踏み出そうとしている。
5月28日(日)放送の『だが、情熱はある』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)で、初解禁された「なにもの」を聞いた時、ピースがカチッとハマったような感覚に陥った。もともとグループの中でも優しい歌声が印象的だった永瀬と高橋。その二人の音色が重なることで、新しいKing & Princeの歌が生まれていたのだ。どこかノスタルジーを感じるような、ずっと聞いていたくなる心地よさ。素直な歌声だからこそ、何色にも染まることができるんだろうな…と期待がふくらんだ。
また、グループの雰囲気にも変化が起きている。これまでのKing & Princeは、例えるならば男子校のような雰囲気。メンバーがわちゃわちゃ騒いでいる姿をこっそりのぞき見させてもらっている感じで、「もう〜」と思いながらも笑ってしまう、楽しい雰囲気が特徴的だった。しかし、新体制のKing & Princeは、縁側でひなたぼっこをしながらお茶を飲んでいる時のような、終始和やかな時間が流れていた。20代前半でありながら、大人っぽい感覚を持つ“れんかい”は、新たなファン層を獲得していくような気がする。
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