新生King & Princeはどう変化する? 新たなファン層を獲得するであろう“れんかい”への期待
■“なにもの”にでもなれる二人
そして13枚目シングル『なにもの』には、カップリングとして、Dear Tiara盤(ファンクラブ盤)も含めて、「Magic of Love」「Kiss & Kill」「アシタノカタチ」「名もなきエキストラ」、高橋海人が作詞・作曲を担当した「話をしようよ」の全5曲の新曲がそれぞれの形態に収録される。
これまで公開されている「なにもの」「話をしようよ」が、両曲とも和やかなムードが特徴的なチューンなだけに、ほかの楽曲たちがどのようなテイストなのか気になるところ。これまでのKing & Princeが極めてきたダンスを生かしたナンバーは収録されているのだろうか。
今後のKing & Princeが進む方向性は、高橋が作詞・作曲をした「話をしようよ」に表れている気がした。ファンと同じ方向を見て、話をしながら、ゆっくりと歩いていく。それこそが二人の共通の願いなのかもしれない。どんな時もファンが欲しい言葉をくれる永瀬と高橋。大きな夢がかなった時には、ありったけの愛とともに感謝の言葉をくれるし、不安になった時は、また歩き出せるように優しく手を取ってくれる。だからこそファンも安心して彼らについて行くことができるのだろう。
<なにものでもなくたって夢を描こう/真っ白なキャンバスに足してゆけば/ごちゃごちゃだった絵もいつの日か/きっと壮大な風景に変わってゆく>
これからKing & Princeは、“なにもの”にでもなれる。小さな幸せに目を向けられる二人だからこそ、いつかもっと大きな花を咲かせる日が必ず来る。真っ白なキャンバスに、永瀬と高橋はどんな色を添えていくのだろう。これからの二人の活躍が楽しみだ。
※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記