「1人前食堂」mai、“都市農園の野菜”を使ったオリジナルレシピを実演! “農”と“食”の体感イベント開催<取材レポ>

特集・レポート
2023年7月18日 16:15
「1人前食堂」mai、“都市農園の野菜”を使ったオリジナルレシピを実演! “農”と“食”の体感イベント開催<取材レポ>
鴨志田農園の鴨志田さん、YouTubeチャンネル「1人前食堂」のmaiさん  クランクイン!

 7月17日(月)に吉祥寺PARCOにて「Urban farm to table in 吉祥寺 PARCO supported by 農業の魅力発信コンソーシアム」が開催されました。本イベントは株式会社パルコが農林水産省補助事業を活用して、“職業としての農業”の魅力を発信する「農業の魅力発信コンソーシアム」と共に開催する、食と農の体験イベントです。人気YouTubeチャンネル「1人前食堂」のmaiさんを先生に迎え、東京・三鷹市の都市農園「鴨志田農園」の無農薬野菜で作る料理会の様子をレポートします。(取材・文・写真=Nana Numoto)


■maiさんとイベント参加者が一緒に調理!

 猛暑の影響で急遽室内での開催となった「Urban farm to table in 吉祥寺 PARCO supported by 農業の魅力発信コンソーシアム」。先生役のmaiさんが料理の手順を説明した後に、参加者は3~4人ずつ前に出て一緒に調理を進めます。

 今回、作ったのはウェルカムスープの夏野菜のガスパチョサラダ、焼きナスのフムス、しそタブレ、甘長唐辛子の発酵トマトソース和え、緑のファラエル。日本では聞き慣れない中東の家庭料理フムスは通常「ひよこ豆」を使いますが、今回は鴨志田農園のナスを使ったmaiさんオリジナルのレシピとなりました。

 料理会ではにんにく、ナス、甘長唐辛子、大葉など鴨志田農園の野菜が大活躍。maiさんは調理をしながらゲストの鴨志田さんに「大葉はもうかりますか?」と素朴な疑問をぽろり。鴨志田さんも「高く買ってくだされば」と茶目っ気たっぷりに答え、会場は笑いに包まれました。

■maiさんと鴨志田さんのトークセッションも

 参加者の“お手伝い”でmaiさんオリジナルメニューが完成した後は、maiさんと鴨志田さんのトークセッションに耳を傾けながらの食事会がスタート。お皿に盛り付けられたお料理を手にした参加者は嬉しそうな表情に。お昼時の開催とあって、出来立ての美味しい料理をあっという間に完食する様子が印象的でした。

 トークセッションでは、鴨志田さんが参加者に「みなさん、かかりつけの農家はいますか?」と問いかけました。鴨志田さんいわく、かかりつけの医師がいるのと同じように、かかりつけの農家がいることは、生産者と消費者を近づける意味でも重要になるそうです。

 「地産地消」を重要視する鴨志田さんは、その地域の風土や景観を維持するのも農業が貢献できることの一つだと話します。地域の農家で農産物を買うことや直接話を聞くことが、農業の応援に繋がるのだと説明してくれました。農業を家業とし、6代目となる鴨志田さんならではの視点で語られる言葉に、参加者も真剣な表情で耳を傾けていました。

 イベント終了後には、お見送りとしてmaiさんが参加者に野菜のギフトを手渡す様子も見られ、心もお腹も満たされるイベントとなりました。

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