Tカードのビッグデータד未利用魚”で商品開発! 環境や社会に配慮したエシカルフードを試食<取材レポ>
CCCMKホールディングスは、7月5日(水)から、未利用魚のアイゴとコノシロを活用した2つの商品「アイゴあふれるオイル漬け」と「コノシロやわらか煮」を販売。未利用資源に目を向けた、漁業で課題を抱える地域と流通のマッチングを行う「未利用魚活用プラットフォーム」を通じて開発したという新商品について、7月5日(水)に行われた商品発表記者会見の内容と試食会の感想をレポートします。(取材・文・写真=森出桜)
【写真】和にも洋にもアレンジできる! 愛媛県八幡浜の「アイゴあふれるオイル漬け」
■未利用魚を使った商品が誕生!
今回登場するのは、世界的な課題である“持続可能な食”につながるエシカルフードアクションについて考え、行動していく共創型プラットフォーム「Tカードみんなのエシカルフードラボ」に取り組んだ新商品。約1.3億の会員基盤を持つTカードのビッグデータと、エシカルな食に対して関心が高いT会員の方に生活者代表として参加いただき、食にひもづく様々な立場の方が一同に介して、持続可能な漁業につながる“未利用魚”を使って商品開発されました。
商品発表記者会見では、CCCMKホールディングス株式会社の代表取締役社長兼CEOである髙橋誉則氏をはじめとする「未利用魚活用プラットフォーム」のプロジェクトメンバーらが登壇。今回の取り組みについて、「海光物産」の宗形健一郎氏は「地方の課題を解決できる糸口になればいい」と話しました。
また商品お披露目とともに、商品開発に至るまでの経緯から、それぞれの商品の特徴やこだわりも発表。さっそく、「アイゴあふれるオイル漬け」と「コノシロやわらか煮」それぞれの商品特徴とともに、味についてレポートしていきます。
■ワインにぴったりな新感覚のアイゴのオイル漬け
「アイゴあふれるオイル漬け」(希望小売価格 935円) ※価格は税込み クランクイン!
まずレポートするのは、愛媛県八幡浜の「アイゴあふれるオイル漬け」。“ワインにあうおつまみ”として商品開発された本商品は、地元の食材を長年扱う「オーシャンドリーム」と、食の楽しさ、おいしさを追求する「信濃屋」のコラボによって誕生しました。
“アイ”ゴの名前が象徴するように、“愛”媛産の原材料である八幡浜産のアイゴと温州みかんの皮、大州産の木桶仕込みしょうゆを使用。白身魚の中でも濃厚な旨味をもつアイゴは、火を入れてもかたくならないのでオイル漬けには最適だそうです。
試食で用意されたバケットには、アイゴやみかんの皮、ナッツのおいしさが溶け込んだエキストラバージンオリーブオイルがたっぷり染み込んでいる様子。ほんのりみかんの皮が香り、柔らかいアイゴの濃厚な旨味がしっかりと感じられるお味でした。
バケットはもちろん、そのままサラダに加えても、加熱してアヒージョやパスタ、ピザに加えてアレンジするのもおすすめです。
次ページ:千葉県船橋の「コノシロやわらか煮」も試食!