M!LK、デビュー10周年で初の紅白出場! 「イイじゃん」大バズりの裏には“地道な努力”があった
サビでサウンドが一変する“予想裏切りソング”「イイじゃん」がSNSを中心に大バズりし、今年大注目となったM!LK。結成時からの目標だったという『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか/19時20分)に今夜初登場する。今やテレビ番組にも引っ張りだことなったM!LKは、今年11月に結成11周年を迎えた。きっかけはバズだったかもしれないが、M!LKにはこれまでひとつずつ積み上げてきた努力と歴史がある。M!LKの夢のステージでもある紅白の前に、彼らの歩みを振り返っていきたい。
【写真】チームワークがスゴいw 紅白会見で素晴らしいポーズを披露したM!LK
■新体制後すぐにコロナ禍に 諦めずに進んだ道の先
M!LKは2014年11月に結成されたダンスボーカルグループ。グループ名には「何色にも染まることの出来る存在に」という意味が込められており、結成してから11年、M!LKはこのコンセプトにふさわしいさまざまな活動を見せてくれている。2015年『コーヒーが飲めません』でCDデビュー。その後、メンバーの卒業があり、現在のメンバー、佐野勇斗・塩崎太智(※「崎」は正式には「たつさき」)・曽野舜太・山中柔太朗・吉田仁人の5人となったのは2020年のことだ。佐野・塩崎・吉田は結成当初からのメンバーで、曽野と山中は2018年に加入した。
現在の5人体制になった2020年といえば、新型コロナウイルスが流行した頃だ。新体制になったタイミングで思うように活動ができず、悔しい思いもしたであろうコロナ禍。この頃のことは彼らも「出鼻を挫かれちゃって」「だいぶピンチな状況だなと思いました」と振り返っている。そんな逆境ともいえる状況で彼らは歩みを止めず、配信ライブを4回行い、2021年には『Ribbon』メジャーデビュー。2022年、2ndシングルの『奇跡が空に恋を響かせた』では、グループ初となるオリコン週間シングルランキング1位を獲得した。
2023年にはグループ初のアリーナ公演を開催した。この公演では、彼らの同期・さくらしめじが作詞作曲した「コトノハ」を披露。本楽曲は夢を諦めない決意や葛藤が描かれており、全員で向き合う際に佐野と曽野が堪えられないように涙を流した。「言霊って信じてる? ありえないような話かも だけどさ なぜかいつも口にしてるよ」という歌詞は、本当に彼らの姿勢を歌っているようだ。『紅白歌合戦』の会見の後には、YouTubeで本楽曲のライブ映像が公開され、これまでの彼らの努力が実を結んだのだと実感することができた。
2024年にはグループ初となる地上波冠番組『限界突破!やってM!LK』(TBS系)が放送開始。2024年はM!LK結成10周年の記念の年で、ファンミーティングや10周年のスペシャルイベント、初のアリーナツアーなどイベントを数多く行い、ファンに感謝を伝えた。
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