INI 尾崎匠海が魅せる5年の成長 殻を破りプロのアーティストへ、期待したい“グループの窓口”的存在感<結成5年記念連載>
■豊かな表情は芝居でも生きる
ここまでボーカリストとしての顔にフォーカスを当てて解説してきたが、尾崎といえば表情管理もピカイチ。楽曲に合わせ、表情どころか根本から印象を変えるほどに憑依(ひょうい)しているような見せ方ができる。
そんな表情の豊かさは、グループとしての活動に止まらない。実は彼、グループ活動を始める前から舞台などを中心に芝居の経験も積んできた。それゆえ、INIになって以降も萩原利久主演の『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系)などに出演し俳優としても活躍。
特に、2024年に放送された『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)と『ライオンの隠れ家』(TBS系)で、尾崎は愛されキャラの後輩ポジションを担当。いずれも、ドラマファンからも多く注目された作品とあり、放送のたびに「この子は、なんていう俳優なんだ?」「INIの子なの!?」と驚かれる光景をSNSで何度も目にしたことを覚えている。その姿は、尾崎の自然体な姿に近く、グループにいる際“いじられキャラ”というポジションを確立している彼の本来の姿と通ずるところも多かった。
グループ結成当初は、INIの俳優枠を1人で担っていた一方、現在は他のメンバーも続々と演技仕事に参入している印象。そんな中で、尾崎がこれからもさまざまな話題作で、その存在感を放ち続けることを個人的に期待したい。そして、今までのように、芝居をしている尾崎を知ることでINIに興味を持つ人が増える…彼は、INIの窓口のような役割を担ってくれることだろう。(文:於ありさ)





















