佐野雄大が魅せる5年の成長 最下層クラスから“笑顔のデビュー”へ、道のりを振り返る<結成5年記念連載>

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2026年5月2日 10:00

■愛嬌たっぷり“天使”だけじゃない一面

 ただ、正直なところ、今回この本稿を書くために当時の映像を見返すまで、佐野が初期のころに披露したダンスや歌のレベルを忘れていたのは事実。INIになってからの佐野のパフォーマンスは、もともと経験者の多いグループの中でも引けを取らないくらいで、改めて「努力は裏切らない」という言葉の重みを知らされる。

 そんな佐野の魅力は声や表情にまで表れる優しさ、“天使”のような存在そのものにあると感じている。その魅力が発揮されているのはback numberの「ささえる人の歌」のカバー映像。火が差し込む部屋の中で過ごす表情は、感謝を伝える歌詞が持つ意味も相まって、見ているだけで温かな気持ちになる。

 そして、なんと言っても愛嬌たっぷりの笑顔も魅力。グループバトル「&LOVE」のパフォーマンスでポケットからメッセージ入りのハートの紙を出した際の弾ける笑顔、見る人をトリコにしたあのころと変わることなく「True Love」のようなポップチューンで、今もその魅力は発揮される。特にサビで、勢いよく飛ぶ姿は見ているだけで元気になれる。

 しかし、個人的には「MORE」のような力強さを求められる楽曲も推したい。かわいらしい表情やキャラクターゆえに忘れがちだが、178cmという高身長、そして手足の長さを利用して、彼が力いっぱい踊った時のダイナミックさは目を引くものがある。その上、同楽曲の2番の部分での「Stop 君を待つ“こっち”」というパートは、この楽曲に深みを出すのに欠かせない要素。他のメンバーが伸びやかな高音を披露する中でのウィスパーボイスで、見ている人をさらに深い世界観へと引き込んでいる印象だ。

 佐野のパフォーマンスを見ていると「いつの間に、こんなスキルが?」「こんな表情が?」と驚かされることはいまだに多い。それはきっと、我々の想像を超える努力をしているからだろう。彼はきっとこれからも、これまで以上に成長をし続ける。そんな中でも、常に周りを照らす太陽のような笑顔を忘れないでいてほしい。(文:於ありさ)

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