上原亜衣が語る“空白の3年間と復活” 「ファンは脱がなくても私の中身を見てくれる」
■「ファンの人は、脱がなくても私の中身を見てくれている」
ーー復活をしたときは、「以前のイメージを崩してほしくない」と言われたこともあるとか…。
もちろん以前の私を好きだった人もいると思いますし、新しくファンになってくれた人もいる。今は「ファンの人は、脱がなくても私の中身を見てくれている」と思えるようになって、とてもありがたいなと思っています。痩せた画像をアップしたときには「太っていたほうがいい」という意見も多かったですね! でもきっとそういう方も今の私に見慣れてくると思うし、いずれ「こっちの方がいい」と思ってくれるはず(笑)。そう考えて、あまり気にしないようにしています。私としては現役時代の自分も好きだったし、楽しかった。今は今で、新しい活動をしている自分が好きだし、とても楽しいです。
「新しい活動をしている自分が好き」
ーーその楽しさが、笑顔の輝きにあらわれています。「自分だからこそできること」に向かって進んでいるからなのかなと感じます。
現役の女優さんは必ず、「次どうしよう」「やめたらなにをしたらいいんだろう」と思うものだと感じます。「現役を辞めても、こういう道もある。こういう仕事もできる」という道を切り開いていけたら、すごくうれしいなと思って活動をしています。今や憧れの職業のひとつにもなっていますが、もちろんデメリットもある。もしなりたい方がいたら、ちゃんと強い意志を持って、「自分はどうしたい?」と考えることが大事かなと思っています。
(取材・文=成田おり枝/写真=高野広美)