レディー・ガガは“格差の問題”を指摘 海外セレブ、新型コロナでどう立ち上がった?

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2020年4月19日 08:00
レディー・ガガは“格差の問題”を指摘 海外セレブ、新型コロナでどう立ち上がった?
レディー・ガガ  (C)AFLO

 世界中で拡大する新型コロナウイルスのパンデミック。アメリカでは、トム・ハンクスやP!NKなど、感染した旨を公表するスターも出てきています。(文=辰巳JUNK)


■ガル・ガドットらは合唱で応援

 コンサートや劇場映画など、多くのイベントが中止されたアメリカのエンターテインメント界における大きな変化は、セレブリティたちも多くの人々と同じく、家で自己隔離する「おこもり」状態になったこと。


 イタリアに滞在していた『ワンダーウーマン』主演女優、ガル・ガドットは、ナタリー・ポートマンやマーク・ラファロなどの豪華スターによるジョン・レノン「Imagine」合唱動画を公開して「私たちは共にある」と団結のメッセージを発信しました。

■レディー・ガガは格差の問題を指摘

 「私たちは一緒」というポジティブな啓発を迎合しなかったスターもいます。世界保健機関WHOなどと提携してチャリティに励むレディー・ガガは、前出「Imagine」合唱動画に参加したテレビ司会者ジミー・ファロンとの対談において、このように指摘しました。

ジミー・ファロンとの対談


「共にあるという精神はナイスだと思いますが、それと同時に、私やあなた(司会者ジミー・ファロン)の戦いは、ほかの女性たちが置かれている戦いとは大きく異なるでしょう。暴力的な関係にある人や、子を持つ人、失業して子どもや自分自身を養うことができない人や、暴力的なシチュエーションにありながら必要な助けを得られない人……」

「みなが今の状況を終わらせたいという意味では、私たちは共にあります。しかし、おかしな主張ですが……私は、私と異なる戦いをしている女性たちに敬意を示したい。そうした人々の戦いを助けたいのです」

 ガガは、裕福なセレブと困窮する人々の状況は「一緒」ではないとして、格差の問題を指摘したのです。事実、コロナ禍では「人口が密集する貧困地区の感染拡大こそ最大の懸念」であるとWHOのミシェル・ヤオ氏より報告されていて、アメリカにおいては、ネイティブ・アメリカンやアフリカ系など水道設備や健康保険を持たない有色人種コミュニティが甚大な打撃を受けています。

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