レディー・ガガは“格差の問題”を指摘 海外セレブ、新型コロナでどう立ち上がった?
■セレブに広がるチャリティ運動
ガガ以外にも困窮する人々を支援するセレブリティは複数出ていて、音楽界ではジェイ・Zやリアーナが各々の慈善団体を通して囚人やホームレスの人々、ドメスティック・バイオレンス被害者などを支援する数億円規模の寄付を行いました。また、ペットのロバや犬とのおこもり生活配信がSNSで人気を博した俳優アーノルド・シュワルツェネッガーは、自分と愛馬がプリントされた「STAY INSIDE(家にいよう)」チャリティTシャツを発売中。
■新曲で応援するミュージシャンも
リスナーを励ます新曲をリリースするミュージシャンもつづいています。なかでも、再生やダウンロードによる利益が音楽関係者などへの支援となるチャリティソングが、「良くなる日は来るはずだ」と未来への希望を歌うワン・リパブリック「Better Days」と、家にこもる不安と愛情を描いたTwenty One Pilots「Level of Concern」。人気ラッパーのカーディBが発した警告シャウトをサンプリングしたiMarkkeyz「Coronavirus」の場合、収益は経済的に困窮する人々へのチャリティに回されるようです。
「One World: Together at Home」
日本時間4月19日(日)には、WHOおよびGlobal Citizenによるチャリティ・ヴァーチャル・コンサート「One World: Together at Home」が予定されています。医療従事者と「COVID-19連帯対応基金」を支援するこのイベントでは、キュレーターのレディー・ガガのほか、テイラー・スウィフトやビリー・アイリッシュ、スティーヴィー・ワンダーやポール・マッカートニーなど、錚々たるスターがパフォーマンスを決定。
日本では、Amazon PrimeやHuluなどで、日本時間19日午前3時ごろよりプレ・イベント、午前9時ごろからコンサートが配信予定(有料会員でなくとも視聴可能)。また、生配信後の午前11時30分から4月22日(水)午前11時30分まで、Amazon Primeでアーカイブ配信を行うようです。さらに地上波では、フジテレビが、19日の深夜25時30分から、関東ローカルにて、日本語字幕版をCMなしで放送します。困難な状況がつづいていますが、もし余裕があれば、アーティストたちが奏でる希望の音楽を体験してみてはいかがでしょうか。