エルモともフィジカル・ディスタンス! アフターコロナのUSJは、どう変わる?
6月4日(木)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでパーク運営対策のメディア・オリエンテーションが実施された。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除を受けて、パークは8日(月)よりソフトオープン、19日(金)から一般営業を再開する。それに伴い、報道関係者に、実地で、今後のパークの運営方法と衛生対策強化の説明が行われた。(取材・文・写真=鈴木大志)
【写真】衛生管理を徹底 これからのUSJの様子
■入場前から徹底したチェックが!
アーチゲートでは、入場前に検温を実施 クランクイン!トレンド
パークの最寄駅となるJRユニバーサルシティ駅から歩いてすぐのところにあるアーチゲートでは、パーク入場前の検温を実施。フェイスガードやマスク、手袋を装着したクルーが非接触型の体温計を使用しゲストの体温をチェックする。
待ち列に足元サイン設置 クランクイン!トレンド
検温を待つゲストの足元には2m感覚のサインが設置されていてフィジカル・ディスタンスの確保もされている。入場前の検温で37.5℃以上の体温が計測された場合は、列を離れた場所へ移動し、再度の検温を行うことに。再度の検温でも37.5℃以上が計測された場合はパークへ入場できなくなる。
有田順一オペレーション部長 クランクイン!トレンド
パーク再開に向けて衛生管理対策を行ったオペレーション部の有田順一部長は対策の基本原則として、ゲストとクルーを含むパークに関わる全ての人の健康管理に留意すること、そして衛生的な施設・設備を提供できるよう清掃・消毒を強化すること、さらにフィジカル・ディスタンスと十分に換気された空気環境を確保しパーク運営を行うことを強調。加えて有田部長は「ゲストとクルーが協力することでパークの新しい楽しみ方を創っていきたい」と語り“アフターコロナ時代”のパークのあり方についてコメントした。
■「大阪コロナ追跡システム」とは一体?
当面の間、チケットブースでの当日券販売は休止に クランクイン!トレンド
当面の間、パークエントランスのチケットブースでの当日券販売は休止されることに。スタジオ・パスはユニバーサル・スタジオ・ジャパンのWEBチケットストアなどで販売される。アーチゲートでの検温を終えたゲストは、クルーによる目視でのマスクの確認、手指の消毒、手荷物検査、そして「大阪コロナ追跡システム」へのメールアドレス登録を要請するフライヤーを入手することで、パークに入場することが可能になる。
「大阪コロナ追跡システム」のフライヤー クランクイン!トレンド
ちなみに「大阪コロナ追跡システム」とは、施設などの利用者から後日陽性判定者が出た場合、同じ日に同じ施設を利用した人のメールアドレスに注意喚起メールを送信する大阪府独自のシステム。パークへ入場したら、フライヤーに記載のQRコードを読み取り、フォームからメールアドレスを入力し登録を完了させよう。
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