日本橋が非日常世界に! 金魚の舞が美しい「アートアクアリウム美術館」にうっとり

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2020年9月2日 10:00
日本橋が非日常世界に! 金魚の舞が美しい「アートアクアリウム美術館」にうっとり
アートアクアリウム美術館  写真=Nana Numoto

 華麗な水槽にゆらゆらと泳ぐ金魚が美しい水族アートの“アートアクアリウム”が、8月28日(金)から、アートアクアリウム美術館として、東京・日本橋にオープンしました。本美術館は、“アートアクアリウム”史上初めての常設展となり、規模も過去最大級にパワーアップ。展示だけでなく、飲食コーナーやミュージアムショップの展開もあり、美しい魚たちの姿以外にも様々な楽しみ方ができる施設となっています。(取材・文・写真=Nana Numoto)


■早速“非日常世界の入り口”へ

アートアクアリウム美術館 写真=Nana Numoto
 三越前駅から徒歩2分と好立地の本施設は、外観にも大きく金魚のイラストが描かれたモチーフが掲げられていました。

 館内には様々なデザインの水槽が立ち並び、エリアごとに分かれたコンセプトで様々な魚たちの表情を楽しませてくれます。最初のエリア「水端」は、水と戯れる非日常世界の入り口として、過去の人気作品を不定期に展示する企画エリアに。季節によって展示が変化するそうなので、来場するごとに表情を変える様子に癒されることでしょう。

「フラワーフラワーアクアリウム」 写真=Nana Numoto
 今回は、アクアリウムの中にインテリアの花瓶が置かれ、そこに大振りのフラワーアレンジメントがあしらわれた「フラワーフラワーアクアリウム」という作品が展示されていました。花の生命力あふれる迫力と、優然と泳ぐ金魚の美しさが融合した魅惑の作品です。

「丸窓リウム」 写真=Nana Numoto
 また、「水端」では新作「丸窓リウム」の展示も。古来より日本建築に用いられている円窓から、金魚が泳ぐ様子が見えるという浪漫溢れる作品です。窓の向こうに夢の世界が広がるような演出は、この奥に広がるアートアクアリウムの世界への入り口に相応しい魅力にあふれていました。

■少し妖艶さの宿る新作「花魁道中」

「浮世」の「花魁道中」 写真=Nana Numoto
 さらに次のエリア「浮世」では新作「花魁道中」が世界観を牽引します。江戸時代の花街の持つ華やかな魅力をふんだんに取り入れた「花魁道中」は、過去にも展示されていた「花魁」シリーズを様々な大きさで構成し、美しいライティングと音響システムで神秘的な景色を見せてくれました。

「金魚大門」 写真=Nana Numoto
 「花魁道中」のすぐそばには「金魚大門」もそびえ立ちます。花街の入り口にあったとされる大門に、金魚の乱舞する大提灯「金魚大提灯」が掲げられ、江戸の花街の魅力を独自の世界観で表現。華やかさと共に少し妖艶さの宿る魅力が見どころです。

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Nana Numoto(ライター)

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