『恋あた』浅羽(中村倫也)の“デート服”が話題! 萌える“猫舌もんじゃ”シーンも

特集・レポート
2020年11月18日 20:00

■樹木の想いが浅羽の心をほぐす

 そんな里保の遠慮を浮き彫りにするかのように、その後、樹木が、浅羽に里保と同じ質問をし、浅羽の心に踏み込んでいく。浅羽は少し驚いた様子を見せたが、回答は里保と同じ。しかし、樹木は「それは嘘でしょ」と見抜いた。

「甘いものは人を幸せにする」とメディアに答えていた浅羽 (C)TBS
 「なに?」と浅羽が苛立つ。樹木は、自分自身が甘いものをたくさん食べているが嫌いにならないと言い、「『甘いものは人を幸せにする』でしょ?」とメディア対応での浅羽のリップサービスを引用して返した。

 しかし、ここで浅羽が感情をむき出しにしたような早い口調で「それは違う」と全否定する。幸せな人が甘いものを食べると幸せになるだけで、一人ぼっちの人には無意味だと語る。すかさず、樹木は「社長は一人ぼっちじゃない、だよね?」と返答。すると浅羽は、幼少期に家族団らんがなく、両親が不仲なことにより、幸せなクリスマスを過ごせなかったことを明かす。一生懸命作った手作りケーキも床にぶちまけられ、届かなかったそうだ。

樹木が浅羽の心を開く (C)TBS
 そこで樹木が言い放ったのが「できることなら、そのケーキ、わたしが食べる!」という言葉。樹木の無邪気な質問攻めは、浅羽にとって、初めこそ、人の心に土足で踏み込んできたような感覚だったろうが、樹木はその心を荒らすことなく、嘘偽りのない温かい光を灯した。

 どんなに富と名誉を手に入れても、心の隙間は埋まらなかった浅羽。きっと彼が欲していたのは、愛を与えてくれる人というよりは、自分の愛情を受け取りに来てくれる人ではないのだろうかと思う。優しいゆえに遠慮がちな里保では、そこが足りず、無理矢理にでも心の鍵をこじ開け、トラウマを解放させる、樹木の計算のない想いが、結果的に、埋まらぬ寂しさに苛まれた浅羽の心をほぐしていく。

■浅羽社長、コンビニ店員に!?

神子亮(山本耕史)が動き出す (C)TBS
 四角関係の“もつれ”から、すれ違っていた樹木と浅羽。ようやくこれからというときに、浅羽の社長就任に反対してきた神子亮(山本耕史)が動き出し、浅羽は代表取締役を解任させられる。

代表取締役を解任させられた浅羽 (C)TBS
 驚いた樹木は、会社を去ろうとする浅羽を追いかけ駐車場へ。そこで勢い余って「好きなの!」と叫ぶ。その声は車のエンジン音と重なってしまうが、浅羽は、聞こえていないふりをするかのごとく、車を止めず、アクセルをグッと踏み込んだ。樹木は追いかけたものの、その拍子に「食べてね」と約束したプリンは落下して崩れる。怒りと悔しさが混ざり、「バカ社長!」と樹木が声を荒らげ、第5話は幕を閉じた。

 公式サイトのあらすじによると第6話は、浅羽の退任後、「ココエブリィ」は徐々に旧体制に戻るそう。りんごのプリンも開発中止になるという。上層部の争いで重苦しい雰囲気が流れそうだが、放送時には流れないYouTubeにアップされた予告編では、「お弁当あたためますか?」と聞く、可愛らしいコンビニ店員姿の浅羽が映っている。私服姿の次はコンビニ店員姿と、ころころ変わる浅羽のファッションは、本作の意外な注目ポイントなのかもしれない。

3ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

イチオシ!

この恋あたためますか

国内ドラマ

森七菜

中村倫也

仲野太賀

石橋静河

ライフスタイル

恋愛

特集・レポート

あわせて読みたい

[ADVERTISEMENT]

公式アカウント

おすすめフォト

【行きたい】今読まれている記事

【欲しい】今読まれている記事

【イチオシ】今読まれている記事