櫻井孝宏の声響く! 歩くだけで泣ける“冬のムーミンバレーパーク”が凄すぎた
■ムーミンと重なるコロナ禍のわたしたち
小さいけれど態度がおっきなあの子
森をずんずん進むと、リトルミイやスナフキンのテントなど、おなじみのキャラクターたちにも出会うことができます。物語の鍵となる“見たものを凍りつかせる氷姫”のシーンは、それぞれの死生観がはっきりと分かれている点がユニークで、かなりの必聴ポイントでした。
季節が巡ることに、われわれ人間は抗うことができません。たとえ冬が厳しいものとわかっていても、経験を積み、共存して生き抜かなければならないのです。コロナ禍になり、世界中の全員が初めての経験を強いられました。そこには死の影もありました。
春へと向かう道
しかし、ムーミントロールのように足を止めなければ、新たな季節の中でも生き抜く術や仲間が見つかり、そして、いずれ、春が来ます。
厳しい冬を乗り越え、春を迎えた温かなムーミン谷の姿には、ムーミントロールの努力と自分たちが重なり、思わず涙がこみ上げてくることでしょう。密を避けたニューノーマルな時代に即した「アドベンチャーウォーク」は、技術面のみならず、ストーリー面も、コロナ禍に生きるわたしたちを支える希望のあるアトラクションでした。
■フードやグッズも見逃せない!
さて、本アトラクションは、同日から始まる冬のイベント「ウィンターワンダーランド」の一環としてスタートしました。同イベント内では冬のメニューやグッズ販売も行っています。
「ウインターワンダーランドプレート」(税込 1650円) 販売場所:ムーミン谷の食堂
昨年に引き続き復活した、雪玉のランタンとトゥーティッキの帽子をモチーフとした「ウィンターワンダーランドプレート」や、冬の雪化粧をイメージした数量限定の「冬のかがり火ローストビーフ」が、「ムーミン谷の食堂」で待っています(どちらも昼のみの販売)。
スノーボールクッキー
また、イベント限定のアートを使ったオリジナルグッズも登場。限定品ではありませんが、トゥーティッキが描かれた缶入りのスノーボールクッキーもおすすめです。
取材時がまだ11月なので、紅葉の世界でしたが、これから冬が深まり、本当の雪が降り注ぐと、また違った体験が楽しめそう。外に出るのが億劫になる季節の到来ですが、きっとムーミンバレーパークに来ると、あなたが知らない冬の魅力を知ることができるでしょう。