『恋あた』第8話の終わり方に「しんどい」の声 石橋静河の“涙の演技”にも反響

特集・レポート
2020年12月10日 10:30

■浅羽×里保の幸せなデートのはずが

里保&浅羽のデートの様子 (C)TBS
 第8話の主役は、里保と言っても過言ではないだろう。浅羽との1度目の交際では、仕事を応援するために、ワガママの言わない“いい彼女”を演じていたという里保。元サヤに戻った際は「今度はめっちゃワガママ言うね」と宣言していたが、スノードームや浅羽のスマートフォンに映る樹木のSNSアカウントなど、浅羽と二人きりでいても、ちらつく樹木の影に、里保は気持ちを落ち着かせることができなかった。

都会のバーベキューを楽しむ浅羽&里保 (C)TBS
 そこで里保は、浅羽を、都会の中にあるオシャレなバーベキュー場に誘う。浅草デートで反響があった浅羽の“猫舌パート2”というサービスカットもありながら、“キキマコ”同様、二人は幸せなデートを過ごす。オレンジの焚き火が二人を照らす中、里保が持ち出したのは「別れよう」という灰色の言葉だった。

里保の別れ話に驚く浅羽 (C)TBS
 キャンプ場で里保は、前回の別れ話は、もっと自分を見てほしいという理由から切り出したと明かす。そんな話の後に、「拓実は樹木ちゃんが好きだよ」と浅羽と樹木が特別な関係であることを浅羽に説く。里保の言葉が飲み込めない浅羽は、「どうして」と返答するので精一杯。しかし里保の言葉とは裏腹に、彼女の目からは、まるで「そんなことない」「里保を愛してる」といった言葉を待っているかのような、遠慮がちな渇望が光っていた。

■石橋の演技に称賛の声

 次の日、出社した里保の首には、浅羽から貰ったネックレスが消えていた。里保は新谷に、「昨日、拓実と別れちゃった」「わたしじゃなかったんだよ、拓実の相手は」と打ち明ける。新谷は不必要に抱きしめることなく、ただただ無理して笑う里保を見つめた。

 すると里保の様子が変わる。「あれ…。こんなつもりじゃなかったのにな」。いつも癖になっているほど得意な作り笑顔の魔法が、じわじわと効かなくなっていく。上がらなくなる口角、こぼれ落ちる涙。「掴んでた手、わたしが話しちゃったよ」。そう言うと里保は、ついにしゃがみこんで泣き出した。この一連の石橋の演技には、Twitterからも称賛の声が上がる。

里保&一岡智子(市川実日子) (C)TBS
 本作の主題歌であるSEKAI NO OWARIの「silent」は、主人公の樹木よりも、里保の恋の方が当てはまるのではないかと思えてくる。<あなたはわたしの知らない時間の中にいる>、<この降り積もる雪はやっぱりあなたと見たかったな>。「恋愛の正解なんてわかんないけど…後悔だけはしないでね」。一岡智子(市川実日子)がかけた言葉通り、里保のこの選択は後悔のない方法だったのだろうか。

 さて、これだけでは終わらないのが『恋あた』。なんと破局後の浅羽が本社にやって着て、「井上樹木、君に会いに来た」と樹木の腕を掴むところで幕を下ろしたのだ。このクリフハンガーに、Twitterでは「えー!この終わり方はしんどい…」、「恋あた終わり方が毎回いい意味で腹立つ!!」と好評。ようやく本格的に動き出しそうな浅羽&樹木の恋。クリスマスケーキのように、誰がどこを食べても甘い結末となるのを切に願うばかりだ。

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