独断と偏見で選ぶ“2021年注目の春アニメ”！　『ヒロアカ』『東リベ』など7作を紹介

■『バクテン!!』

『バクテン!!』　（C）バクテン製作委員会
　『バクテン!!』は、フジテレビ“ノイタミナ”枠で放送されるオリジナルアニメーション。中学生活最後の夏に“男子新体操”と出会い、強烈に魅せられた少年・双葉翔太郎が、私立蒼秀館高等学校（＝アオ高）の男子新体操部に入部し、仲間と共にひた走る姿が描かれます。

　本作は何といっても声優陣が豪華！　土屋神葉、石川界人、小野大輔、近藤隆、下野紘、神谷浩史、櫻井孝宏、鈴村健一、杉田智和らが起用されており、「もしかして私が思い描いた最強のキャストラインナップが実現した…？」と感じた人は少なからずいるのではないでしょうか。

『バクテン!!』　（C）バクテン製作委員会
　また、公式サイトのキャラクター紹介をチェックすると、新体操未経験者、ジュニア大会準優勝者、熱血系キャプテン、常識人な副キャプテン、かわいい女の子好きのムードメーカー、外見は怖いが後輩の面倒見が良い2年生など個性豊かな人物が登場するようです。一見すると真反対な性格のキャラクターたちが、どのように絆を深め、関係性を築いていくのか気になります。そして、キャラクター紹介には実家の情報が公開されているキャラクターも存在。この情報がアニメでどう活かされるのかも注目したいところです！

【『バクテン!!』概要】
放送日時：毎週月曜25時59分
放送局：読売テレビ、TOKYO MX、中京テレビほか

■『東京リベンジャーズ』

　2017年から「週刊少年マガジン」（講談社）で連載スタートし、2021年4月には累計発行部数が1000万部を突破した本作は、『新宿スワン』の作者・和久井健が描くヤンキー×タイムリープのサスペンス作品です。

『東京リベンジャーズ』　（C）和久井健・講談社／アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
　ストーリーは、人生どん底のフリーター花垣武道（タケミチ）が、中学時代に付き合っていた恋人・橘日向（ヒナタ）の死をきっかけに、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に挑むというもの。

　ヤンキーを題材にした作品には珍しい“タイムリープ設定”であることが、本作の見どころであり、物語を面白くする要素です。過去と未来を行き来しながら、ヒナタを救い、自分の人生を変えるために、暴力や権力に怯まず戦い続けるタケミチの姿は、見ていて心に惹かれるものがあります。

『東京リベンジャーズ』　（C）和久井健・講談社／アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
　 また、不良漫画といえば『ろくでなしBLUES』（集英社）、『クローズ』（秋田書店）などが有名ですが、いずれもリーゼントや長ラン短ランといったファッションがおなじみです。しかし、本作はツーブロックやロングピアスなど、現代風のおしゃれな不良が登場することも魅力。 彼らの熱い魂も含めて、真似したくなること間違いありません！

【『東京リベンジャーズ』概要】
放送日時：毎週土曜26時8分ほか
放送局：MBS・テレビ東京・BS朝日・AT-Xほか6局

■『美少年探偵団』

『美少年探偵団』　（C）西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
　＜物語＞シリーズで知られる西尾維新原作の同名小説のアニメ化で、校内のトラブルを美しく解決する謎の集団「美少年探偵団」を中心とした爽快青春ミステリーです。

　本作は、タイトルにある通り“美少年”がメイン！　謎の美少年、自他ともに認める美声の持ち主の美少年、不良だけどプロ並みの料理の腕を持つ美少年、陸上部のエース＆美脚が自慢の美少年、ジーニアス系美少年など、とにかく美少年ばかりが勢ぞろいし、美しく、そして個性豊かに謎を解く姿を楽しめます。

『美少年探偵団』　（C）西尾維新／講談社・アニプレックス・シャフト
　また、“美”をテーマにした作品だけあり、作画は抜群の美しさを誇ります。『化物語』『偽物語』などを手掛けたシャフトがアニメーション制作し、新房昭之が総監督を務めることから、独自の演出や世界観の表現も楽しめることでしょう。さらに、西尾維新といえば“言葉遊び”や“毒っ気のあるやりとり”も特徴で、本作でもそれは健在です。印象的なセリフや哲学的な考えが豊富に飛び出すため、美しくも、学びのあるストーリーになることでしょう。

【『美少年探偵団』概要】
放送日時：毎週土曜26時00分
放送局：ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット（『ANiMAZiNG!!!』枠）