少女時代「Gee」がTikTokで再ブーム! リリースから12年、今“踊りたくなる”のはなぜ?

特集・レポート
2021年8月14日 10:00

■なぜ少女時代がTikTokで流行ったのか?

 少女時代の「Gee」がTikTokで流行っていると聞いて、「今更?」という気持ちもありましたが、確かに「Gee」はTikTokのような音楽に乗せてダンスなどを投稿する動画共有アプリにはウケがいいかもしれないと筆者は思いました。

 何よりも、12年前とはいえすでにヒット曲として有名な曲だったというのは非常に大きいように思います。以前からK-POPが好きだった層の中では「誰もが知っている曲」の1つであり、“少女時代の「Gee」”と言われたら、空でも歌えるくらいだと思います。もちろん、K-POPオタクである筆者もすぐ歌えます(笑)

「Gee」を踊る少女時代(2009年撮影) (C)Zeta Image
 次に、曲が非常にキャッチーであること。一度聞いたら忘れられない中毒性のあるメロディーと歌詞は、ついつい一緒に歌いながら踊りたくなってしまうもの。TikTokではみんなに見てもらうこと、そしてパフォーマンスをしてもらうことが流行のきっかけになるので、キャッチーさは非常に大事な要素です。

 そして、まねしたくなるダンス。韓国でも「Gee」のカバーダンスは芸能人始め多くの人がしています。「소녀시대 Gee 커버 댄스(少女時代 Gee カバー ダンス)」と検索すると、韓国での「Gee」のカバーダンスがたくさん出てきますよ。

 日本でも今回の流行前から、「Gee」のカバーダンスは多くありましたが、特に“遠藤時代”という少女時代のカバーダンスチームがとても有名でした。少女時代本人たちも知っているという有名なチームで、テレビ番組にも出演し、少女時代と“間接的に共演”したことも。チームにはあの有名な日本人ダンサー、菅原小春も所属していたこともあります。

 完璧にカバーすることは難しくても、TikTokのような空間なら、上手い下手関係なく、限られた時間の中だけで誰でも楽しむことができます。「Gee」は楽曲やダンス共に、TikTokでカバーして楽しむために、ぴったりだったのでしょう。

 また、TikTokには少女時代のオリジナルバージョンのダンスを披露する以外にも、曲に合わせて自分たちのオリジナルの振り付けを投稿するユーザーも多くいます。これは音楽に合わせて好きなように楽しむTikTokならではですね。

 あなたもTikTokで自分ならではの「Gee」を投稿してみてはいかがでしょうか?

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西門香央里(ライター)

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