韓ドラオタクが選ぶ「2021年ベスト韓国ドラマ5選」 名作が続々誕生した1年に

特集・レポート
2021年12月30日 10:00

■『五月の青春』

 今年放送されたロマンス作品の中で、一際光っていたのが本作。視聴率は決して高くはなかったが、日韓のドラママニアたちから、「2021年最高のロマンスドラマ」との声も挙がっている必見の作品だ。


 本作は、1980年5月に韓国南部の光州で実際に起きた光州民主化運動の時代を背景に、運命のように惹(ひ)かれ合ったファン・ヒテとキム・ミョンヒの愛の物語を中心に、光州で生きる若者たちの切なくも美しい愛と青春を描いている。

 本作の魅力は、他のロマンスドラマとは一線を画す情緒に満ちあふれた雰囲気だ。その時代の思い出を召喚するような80年代のレトロな感性に序盤から心を奪われる。人々の悲鳴と銃声だけの光州。激動の時代の中、懸命に生きた若者たちの美しくも切ない愛に胸が締め付けられ、後半は狂ったように泣き、しばらく放心状態になってしまった。

『五月の青春』に出演するコ・ミンシ(2019年撮影) (C)Zeta Image
 まさに今飛ぶ鳥を落とす勢いでスターの階段を駆け上っている若手俳優イ・ドヒョンと、新人とは思えない卓越した演技力を披露しているホットな女優コ・ミンシの甘く切ないラブケミストリーは必見だ。ロマンスドラマとしての魅力と熱いメッセージが融合した2021年の名作だ。

■『賢い医師生活』シーズン2

『賢い医師生活』シーズン2より 写真提供:AFLO
 2021年、最も愛された作品で本作を超えるものはないだろう。最もロスになった人を爆誕させた作品でもあるのではないだろうか。筆者の元にも「ロスから抜け出せない」と友人の医師から連絡があったほどだ。

 本作は、誰かが生まれ、誰かが人生を終えていく、人生の縮図と呼ばれる病院で、平凡のようで特別な毎日を過ごす人たちと、1999年度に医予科に入学した20年来の親友たちの日常を描いた作品だ。本作は従来のような派手なオペや病院内の権力闘争が登場する“医療ドラマ”ではない。軽やかでありながらずっしりと心を満たしてくれる、人の人生の喜怒哀楽が詰まった“人生の物語”である。

『賢い医師生活』シーズン2より 写真提供:AFLO
 何よりドラマ全体に漂う人間味が心地いい。代わりに当たり前のように駐車してくれたり、誰かが倒れれば順番にのぞきにきてくれたり、話をしていなくても通じ合える仲良し5人組“99ズ”の愛おしい日常を見ていると、まるで私たちがあの輪の中にいるような感覚になる。だから寂しくて、また友人5人に会いたくてシーズン1から流し始めるのだ。一気見したくなるような中毒性あるドラマもたくさんあるが、1話1話かみ締めて大切に見たいドラマはこの作品くらいではないだろうか。

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Nana(ライター)

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