【作品情報／見どころ】

本作はDMMグループのデジタルコミック出版社「CLLENN」発行の「復讐の同窓会」（原作：大城密　作画：さいがりゅう）をショートドラマ化。原作は現在「DMMブックス」などで配信しており、復讐相手を苦しめるためには手段を選ばない冷酷な主人公のキャラクターや、とことん残虐なその復讐方法が「目が離せない」、「最後の制裁まで見届けたい」などと好評を得ている人気作だ。

中学時代、同級生から過酷ないじめを受け続けたカケルを唯一救ってくれたのは、優しく微笑む少女エマ。しかし、エマはある日突然、自ら命を絶ってしまう。絶望に沈んでいたカケルは「いじめ被害日記」を発見。そこにはエマの死の裏に隠された戦慄の真実が書かれていた。怒りと悲しみに燃え、復讐を決意したカケルは、18年後、何も知らずに幸せな人生を謳歌している"加害者"たちに近づき、恐ろしい復讐を実行していく。

地位・財産・容姿端麗な外見と強靭な肉体、全てを兼ね備えて帰郷したカケルを演じるのは、ドラマ『ごくせん（第2シリーズ）』（2005年）で俳優デビュー、『仮面ライダー電王』（2007年）で仮面ライダーゼロノス＝桜井侑斗を演じ注目を集め、以降、映画やテレビドラマ、舞台など幅広く活躍している中村優一。そして中学時代にエマをいじめたグループのメンバーを演じるのは、お笑い芸人のゆってぃ、ドラマ「ごくせん」（2002年）などの代表作で知られる脇知弘、そして元HKT48で、現在は俳優として活躍する兒玉遥の3人。個性豊かなキャストたちがカケルの復讐のターゲットになってしまう。

見どころは配信作品ならではともいえる、その残虐すぎる復讐方法。復讐相手には学生時代のいじめを反省させると共に、絶望感を味わわせることに執着しているかのようなカケル。最初のターゲットとなる阿久津ソウイチ（ゆってぃ）はエマに対し性的暴行を繰り返していたこともあり、復讐現場では大量の釘が刺さったバットを…。すべてを悟り、自らが置かれた状況に絶望する復讐相手を見下ろすカケルの表情には毎回ゾッとしてしまう。次のターゲットにはどんな方法で近づき、どんな手段で復讐を果たすのか、マンガのページをめくるような感覚で次の話数に進んでしまう、見始めたら止まらない縦型ショートドラマとなっている。