【今、見たい映画特集】「3.11」震災後を生きる―― 映画『風の電話』が紡いだ癒しと救済の物語
「3月11日」未曾有の災害をもたらした東日本大震災発生から今年で12年となる。かけがえのない家族や友人、大切な家や職場を失った被災者の方々は、この年月をどのような思いで生きてこられたのだろうか。東日本大震災から10年後の宮城県を舞台にした映画『有り、触れた、未来』(3月10日全国公開)や、新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』(上映中)など、実写・アニメーション問わず震災を直接・間接的に扱った作品は今なお数多く制作されており、あの時の無念さや悲しみを我々は映画を通して知り、そして学ぶことができる。今回は、岩手県大槌町に設置された、会えなくなった人に思いを伝えるための「風の電話」を題材に描くロードムービー『風の電話』を改めてひも解きながら、震災後を生きる方々の不安や葛藤に思いを寄せたい。(文:クランクイン!編集部、坂田正樹)
【2021年3月に掲載した内容を一部改変して再掲載】

(C)2020映画「風の電話」製作委員会
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